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祐介・字慰 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/05/09 |
JAN | 9784167912741 |
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商品レビュー
3.1
22件のお客様レビュー
生々しい…。わりとすぐそんな言葉をもらしてしまった。しかも、かなりグロめな生々しさ。でもなぜかやめられずに一気読み。 彼の歌詞も生々しいなと思っていたけれど、無音の言葉の生々しさはよりダイレクトだった。 どこまでまでがリアルでどこからがフィクションなのか分からないけど、顔や姿まで...
生々しい…。わりとすぐそんな言葉をもらしてしまった。しかも、かなりグロめな生々しさ。でもなぜかやめられずに一気読み。 彼の歌詞も生々しいなと思っていたけれど、無音の言葉の生々しさはよりダイレクトだった。 どこまでまでがリアルでどこからがフィクションなのか分からないけど、顔や姿まで浮かんでしまってより具体的に映像がチラつくのも更に生々しくて、ちょっと困った。 それでもなぜか気になって文字を追ってしまうのは、私はきっとこの人の言葉に惹かれていて、知りたいんだと思う。 スピンオフも、「そこ!?」って思ったけれど、読み終わってよく考えてみたら、確かに!そこ知りたかったかも。
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マイヘアの椎木さんがこの「祐介」を演じてる、「ゆーことぴあ」のDVDからこの作品を知った。椎木さんがヒョロヒョロでパンイチで走る映画なんだけど、原作があるって知っていつか読みたいって思ってて。 原作を読んで、尾崎世界観の文章表現のうまさと、イカれた世界観に面食らった。こんな作品描...
マイヘアの椎木さんがこの「祐介」を演じてる、「ゆーことぴあ」のDVDからこの作品を知った。椎木さんがヒョロヒョロでパンイチで走る映画なんだけど、原作があるって知っていつか読みたいって思ってて。 原作を読んで、尾崎世界観の文章表現のうまさと、イカれた世界観に面食らった。こんな作品描いちゃうのか。想定の100倍、「理解できない純文学」だった。これどこからどこまでが尾崎世界観の実体験なのかとても気になる。こんな退廃的な日々を送ってたのかな?特に最後の方の小学生の体操服を奪って着るところとかまじで犯罪やんって思った、普通にこわい!!純文学の主人公の思考や言動って、基本本当に理解できないしたくもないのが多いけど、今回の祐介もまさにそれだった。自分を殴りたくて殴れなくて、でも殴って、足掻いて足掻いて。そういう気持ちの、そういう日々の中にいた尾崎世界観が、そういう日々を生き抜いて今のクリープハイプ をやり続けて成功したのなら、本当にすごいことだと思う。作品について、「誰が書いた」はいらない、みたいなことを解説で村田沙耶香が書いてたけど、これは尾崎世界観が書くからこそ意味がある作品なんじゃないかと思った。 字慰、に関しては、なんで自慰じゃないんだろうって思ってたけど、作品を読んで理解した。字、が主人公にとってはマスタベーションに欠かせない要素なんだね。すごくちゃんとキモかった〜
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クリープハイプ・尾崎世界観さんの、まさにエピソード・ゼロ。 何をやってもうまくいかなかった頃の物語を、五感フルマックスで、緻密に綴っている。 エッセイではないので全て事実というわけでないけれど、退廃的で強烈な出来事ばかり。 ———あらすじ(公式より)——— 「俺は、俺を殴って...
クリープハイプ・尾崎世界観さんの、まさにエピソード・ゼロ。 何をやってもうまくいかなかった頃の物語を、五感フルマックスで、緻密に綴っている。 エッセイではないので全て事実というわけでないけれど、退廃的で強烈な出来事ばかり。 ———あらすじ(公式より)——— 「俺は、俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」 スーパーでアルバイトをしながら、いつの日かスポットライトを浴びる夢を見る売れないバンドマン。ライブをしても客は数名、メンバーの結束もバラバラ。恋をした相手はピンサロ嬢。 どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てにみつけた物は……。 人気ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観による、「祐介」が「世界観」になるまでを描いた渾身の初小説。 たったひとりのあなたを救う物語。 ———感想——— 面白いというより、ヤバいという言葉の方がしっくりくる。 めちゃくちゃヤバい。強烈。 祐介のセリフ、行動には全く理解できないものもあるし、筋が通っているわけではないけれど、なぜかしっくりくる。どこか哀愁もある。 共感より、そんな感情もあるのか、そんな行動をとるのか、と気づきの方が遥かに多かった。 僕は共感より発見を求めているし、未だ味わったことのないものに出会いたいタイプなので、かなり刺さった。 アルバイトの日々、バンドメンバーとの確執、認めてもらえないことへの怒り、夜行バスと京都でのクライマックス、どれも強烈で印象的で、頭の中に一度描いた映像がずっと消えずに鮮やかに思い出せる。静かな怒りをずっと感じながら読んだ。 文庫版にだけ収められている『字慰』もヤバい。 タイトルからは物語が想像できず、読んですぐ意味がわかった。 ラストシーンはかなり笑ってしまった。
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