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ヒト夜の永い夢 ハヤカワ文庫JA
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ヒト夜の永い夢 ハヤカワ文庫JA

柴田勝家(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/04/18
JAN 9784150313739

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商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

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2026/04/26

世界観はとても好きだし、文章も巧みで惹きこまれたが、本作の土台たる「天皇機関」の設定があまりに突拍子もないというか、その成り立ちや機構に説得力を感じることができず、いまいち物語に乗り切れなかった。

Posted by ブクログ

2025/08/25

テーマやSF的アイデアには、やはり伊藤計劃以後という印象を持つ。 軽薄な印象を持たせないように、主人公にはラストの方まで活躍の場を作らないと言うようなありきたりな形式ではなく、程よく主人公が活躍し、また物語の重要なピースになっていきながらも、重厚感や格を保たせていて、見事だと感じ...

テーマやSF的アイデアには、やはり伊藤計劃以後という印象を持つ。 軽薄な印象を持たせないように、主人公にはラストの方まで活躍の場を作らないと言うようなありきたりな形式ではなく、程よく主人公が活躍し、また物語の重要なピースになっていきながらも、重厚感や格を保たせていて、見事だと感じた。

Posted by ブクログ

2024/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

――  へー南方熊楠ってこんなひとだったのか。  ……とはならんからな?  一大エンタメであることは間違いなく、冒険小説であり伝奇小説であり、怪奇小説でもあり探偵小説でもありSF小説でもある。その上で哲学書でも思想書でもあり、そして或いは史書であるのかもしれない(最後のは嘘です)。  まさになんでもござれ。それこそ、南方熊楠のような小説である。いやむしろこんな小説の主人公が務まるのは確かに、柳田國男をして「日本人の可能性の極限」と云わしめた熊楠しか居るまい。  ある意味、小説の可能性の極限とも云える。  南方熊楠、福来友吉、江戸川乱歩に孫文と、登場人物リストを読んでいくだけで解るいわゆる大法螺モノなのだけれど、盛りも盛ったり。昭和のスーパーロボット大戦とでも云おうか、それぞれのシナリオが交錯してなんとも壮大な冒険譚になっている不思議。その絡み合う縁が、作中の言葉を借りるならば因縁が、物語の軸でありまた、最大の敵であり味方でもある。  作用に、研究とは物事に因縁をつけるようなもので。そして乱歩が味方についていることからも、創作もまた研究と似ているところは大いにあって。学問も小説もまったく孤独でありながら、その孤独はひとを繋ぐのだと思い知る。先に亡くなられた谷川俊太郎も、「孤独は前提としてある」というような言葉を残していたけれどまさにそうで、ではその孤独からにょんと生える、誰かに伸ばす腕は何なのか。  まったく安直な台詞ではあるのだけれど、そしてそこに至るまで巫山戯倒しているのだけれどそれでも、熊楠がその腕の名を――「この世界にある、最も煩雑な糸」の名を口にしたとき。  ほろりと、涙が溢れていたのでした。  ☆4.4

Posted by ブクログ

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