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落陽 祥伝社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
| 発売年月日 | 2019/04/12 |
| JAN | 9784396345150 |

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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
明治節を前に読了。先日初めて明治神宮を訪ねてみて、そこから興味を持ち読んでみた。 明治大帝崩御に伴う明治神宮建設の話。天皇の徳を懐い、天皇の恩を憶い慎んで建設されたのが明治神宮であるそう。 神社には社殿よりも何よりも樹林が必要とされる。神社なるものは樹林、森そのものを指すらしい。元々日本人は森林を崇拝の対象としてきた。そのためか、明治神宮には種々の威厳を携えた樹林が広大に並ぶ。 明治大帝はかつて無い変革期を迎えた日本に生まれ合わせ、人として実体のある近代国家の君主にならねばならなかった。何を許容し何を守るべきか、裁断を絶え間なく求められながらも、己の為すべきことから逃げるわけにはいかなかった。 いかなる場にあっても威厳を保つ君主として成長しなければならなかった。その双肩に国の運命が懸かっていた。生まれとしては然るべき道かもしれぬが、一個の生涯としてみれば恐るべき道を歩んだ事になる。 臣民よ、朕はここにあり。 神宮林はその思いで自我を没し、君主としての生を貫いた青年への郷愁であり、感謝の念である。そして己の為すべきことを全うしてくれた人を、神にお戻ししようという営為でもあるとの事。 落陽は沈みながら、天地を照らす。そして美しい夕陽は翌日が好天になる兆しであるとされる。 沈みながらも落陽の様に天地を照らす。日本という素晴らしい国の未来の好天を予感させてくれる。明治という時代を生きた人々にとって、明治大帝とはそんな存在だったのでは無いだろうか。 改めて明治神宮を訪ねたいと思った。天皇とはなにものか?日本人にとっての根幹であるべきでありながら、誰しもが容易に答えることの出来ないこの問いに対する考察を深める事が出来た本だった。
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明治神宮の創建をテーマにした本。杜や社殿をつくる話が中心かと思ったが、そうではなく日本人にとっての明治という時代とは何か、そして明治天皇や昭憲皇太后の人物像について迫るストーリーに引き込まれる。
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やっぱり読んでよかった。読み進めていくうちにどんどんその時代に近づいていくような感覚が出てきて、登場人物たちがいまの時代を知ったらどんな感情を持つのだろうかと、、、たぶん想像を超えているのだろうな。 激動の時代を支えてくれたのは神なんだろうなと思った。
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