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フィデル誕生 ポーラースター 3 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/04/10 |
JAN | 9784167912550 |
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カストロ議長の前半生の物語。 前半生と言っても、親の幼少期から物語が始まる。 生き生きとした臨場感溢れる描写と歴史的な事実が綴られる部分があり、後者は多くの人物や団体が次々と出てくるので、読んでいて非常に辛い。 中南米の第二次世界大戦前辺りの政治史に詳しい人は読んでいてとても楽しいのだろうと思う。 キューバの歴史を知りたい人にオススメです。
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第3巻はこれまてで一番物語として、また人物伝として興味深く読むことができた。 事実の列挙中心から人の成長が中心の内容に変わったからだろうか。 それはともかく、アメリカの横暴さは読んでいて胸が悪くなる。世界の警察を自認して、一見すると善人のような言動をしながら裏側では自国の利益しか...
第3巻はこれまてで一番物語として、また人物伝として興味深く読むことができた。 事実の列挙中心から人の成長が中心の内容に変わったからだろうか。 それはともかく、アメリカの横暴さは読んでいて胸が悪くなる。世界の警察を自認して、一見すると善人のような言動をしながら裏側では自国の利益しか求めていないところは今でも変わらないな。ただ、それによって解放され発展した国も沢山あるわけで、一方的な観点で善悪を測れない代表的な事例だと思った。 カストロに対して漠然と過激な革命家のようなイメージを持っていたけれど、これもアメリカの思想操作によって植え付けられたものかも。本書が必ずしも正しいわけでもないだろうけれど、新たな見方を得ることができた。
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☆☆☆2020年7月☆☆☆ 3巻、物語はフィデル・カストロへ。 フィデルの父親であるアンヘルが軍人としてキューバに渡るところから始まる。アンヘルはピノ・サントスと共に軍を脱走し、地面をはい回りながらも農園主にのし上がる。 その私生児がフィデルだ。 幼いころから虐げられ、一度...
☆☆☆2020年7月☆☆☆ 3巻、物語はフィデル・カストロへ。 フィデルの父親であるアンヘルが軍人としてキューバに渡るところから始まる。アンヘルはピノ・サントスと共に軍を脱走し、地面をはい回りながらも農園主にのし上がる。 その私生児がフィデルだ。 幼いころから虐げられ、一度は棄てられた身ながら 物事を「映像」として記憶できる不思議な能力、才能、胆力で次第に頭角を現す。 当時のアメリカやキューバをめぐる政治状況もよくわかる。セオドア・ルーズベルトやフランクリン・ルーズベルトといった大物も登場する。
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