フィデル誕生 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
カストロ議長の前半生の物語。 前半生と言っても、親の幼少期から物語が始まる。 生き生きとした臨場感溢れる描写と歴史的な事実が綴られる部分があり、後者は多くの人物や団体が次々と出てくるので、読んでいて非常に辛い。 中南米の第二次世界大戦前辺りの政治史に詳しい人は読んでいてとても楽しいのだろうと思う。 キューバの歴史を知りたい人にオススメです。
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第3巻はこれまてで一番物語として、また人物伝として興味深く読むことができた。 事実の列挙中心から人の成長が中心の内容に変わったからだろうか。 それはともかく、アメリカの横暴さは読んでいて胸が悪くなる。世界の警察を自認して、一見すると善人のような言動をしながら裏側では自国の利益しか...
第3巻はこれまてで一番物語として、また人物伝として興味深く読むことができた。 事実の列挙中心から人の成長が中心の内容に変わったからだろうか。 それはともかく、アメリカの横暴さは読んでいて胸が悪くなる。世界の警察を自認して、一見すると善人のような言動をしながら裏側では自国の利益しか求めていないところは今でも変わらないな。ただ、それによって解放され発展した国も沢山あるわけで、一方的な観点で善悪を測れない代表的な事例だと思った。 カストロに対して漠然と過激な革命家のようなイメージを持っていたけれど、これもアメリカの思想操作によって植え付けられたものかも。本書が必ずしも正しいわけでもないだろうけれど、新たな見方を得ることができた。
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☆☆☆2020年7月☆☆☆ 3巻、物語はフィデル・カストロへ。 フィデルの父親であるアンヘルが軍人としてキューバに渡るところから始まる。アンヘルはピノ・サントスと共に軍を脱走し、地面をはい回りながらも農園主にのし上がる。 その私生児がフィデルだ。 幼いころから虐げられ、一度...
☆☆☆2020年7月☆☆☆ 3巻、物語はフィデル・カストロへ。 フィデルの父親であるアンヘルが軍人としてキューバに渡るところから始まる。アンヘルはピノ・サントスと共に軍を脱走し、地面をはい回りながらも農園主にのし上がる。 その私生児がフィデルだ。 幼いころから虐げられ、一度は棄てられた身ながら 物事を「映像」として記憶できる不思議な能力、才能、胆力で次第に頭角を現す。 当時のアメリカやキューバをめぐる政治状況もよくわかる。セオドア・ルーズベルトやフランクリン・ルーズベルトといった大物も登場する。
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チェ・ゲバラに続き,キューバのカストロ大統領誕生を追う.虚実入り交じり物語るスタイルにしてしまうため,あくまでフィクションではあるものの,歴史が人と人との邂逅によって紡がれていくことが実感される.まるで地球という生命の星が誕生したのと同様に,歴史も偶然が作り出した産物に過ぎず,何...
チェ・ゲバラに続き,キューバのカストロ大統領誕生を追う.虚実入り交じり物語るスタイルにしてしまうため,あくまでフィクションではあるものの,歴史が人と人との邂逅によって紡がれていくことが実感される.まるで地球という生命の星が誕生したのと同様に,歴史も偶然が作り出した産物に過ぎず,何だか刹那的気分にさせられる.
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ポーラースター3。やっっと読み終わりました~。 1,2はゲバラの話でしたが、今回はキューバ革命のもう一人の英雄フィデル・カストロの物語です。 前半は、フィデルの父親アンヘルを中心に、当時のキューバ情勢やその歴史が、がっつり描かれています。(がっつり過ぎて、時々内容が入ってこない...
ポーラースター3。やっっと読み終わりました~。 1,2はゲバラの話でしたが、今回はキューバ革命のもう一人の英雄フィデル・カストロの物語です。 前半は、フィデルの父親アンヘルを中心に、当時のキューバ情勢やその歴史が、がっつり描かれています。(がっつり過ぎて、時々内容が入ってこないことも・・。) そして後半、幼いころは虐待されていたフィデルが、ぐんぐん才覚を現してくる展開が面白かったです。 フィデルとゲバラが出会うことを楽しみに、次作を待ちます~。
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シリーズ第3弾・文庫書下ろし。キューバの独立戦争に介入した米国、スペインの後釜に居座った。スペイン軍の少年兵アンヘルは仲間と脱走し、サンチャゴで戦後財を築く。そんな彼が小作の娘に産ませた男の子こそ、「幼き獅子」フィデル・カストロだった。キューバ革命の英雄カストロ父子を描いた第3弾...
シリーズ第3弾・文庫書下ろし。キューバの独立戦争に介入した米国、スペインの後釜に居座った。スペイン軍の少年兵アンヘルは仲間と脱走し、サンチャゴで戦後財を築く。そんな彼が小作の娘に産ませた男の子こそ、「幼き獅子」フィデル・カストロだった。キューバ革命の英雄カストロ父子を描いた第3弾。
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なんて濃密な一冊! 読んでいる間私は、20世紀をまたぐ時代のキューバに確かにいました。 いやぁもう、おもしろかった。 フィデルの天才っぷりが痛快爽快。 ザマアミロと何度心の中で叫んだことか。 1巻『ゲバラ覚醒』の巻末にある鶴田真由さんとの対談で、海堂さんは「第三部はカストロ編...
なんて濃密な一冊! 読んでいる間私は、20世紀をまたぐ時代のキューバに確かにいました。 いやぁもう、おもしろかった。 フィデルの天才っぷりが痛快爽快。 ザマアミロと何度心の中で叫んだことか。 1巻『ゲバラ覚醒』の巻末にある鶴田真由さんとの対談で、海堂さんは「第三部はカストロ編で、カストロが生まれてから(中略)メキシコに亡命するまでを書きます」と語っているけど、3巻の最後でフィデルはまだ19歳の学生。 というのも、まさに今『週刊文春』で「ポーラースター外伝 フィデル!」を連載中ですが、これをいったん中断して、先にこの3巻に当たる部分を書き足したという経緯があるため。 結果的に本書を文庫書き下ろしという形で読めた私は、すごく得した気分であります。 この先まだまだこのシリーズを読んでいけそうなのでうれしい! 続きを早く読みたいけど、じっくり取り組んでいただきたいので、気長に楽しみにお待ちしております。
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今回の主人公はカストロ。キューバと米国のつかず離れずの関係や、ルーズベルトの役割など、大変勉強になる。一方、物語としてのダイナミズムは今ひとつで、後半からは少し盛り上がってきた。本来の主人公であるゲバラの再登場に期待。
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待ちに待ったポーラースターの3作目! 前半はアンヘルとピノ=サントスが主人公で 後半はフィデル・カストロが主人公! このシリーズは読んでいくとラテンアメリカと それに関する歴史を知ることができるし、 物語がのしても楽しめるからスゴイ! チャーチルやルーズベルトといったメジャーな ...
待ちに待ったポーラースターの3作目! 前半はアンヘルとピノ=サントスが主人公で 後半はフィデル・カストロが主人公! このシリーズは読んでいくとラテンアメリカと それに関する歴史を知ることができるし、 物語がのしても楽しめるからスゴイ! チャーチルやルーズベルトといったメジャーな 歴史上の人物が登場するから面白い! bestではなくnot so badを最上のものとする考え方は 参考にしていきたい! タケウチ・ケンジ(竹内憲治)も登場したのは 嬉しかった! ホセ・マルティの詩はちゃんと読まないといけない! ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』も 読んでみたくなった! やはり実際にキューバを訪れた後にこの本を 読むと実感が違う! 最終章になるはずの次回作が待ち遠しい!
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【三カ月連続刊行の最後は文庫書下ろし!】ゲバラの青春を描いた既刊二冊に続き、今回の主人公はカストロ。革命前夜のキューバにて父親のアンヘルと、フィデルの幼年期を活写。
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