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密告はうたう 警視庁監察ファイル 実業之日本社文庫
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密告はうたう 警視庁監察ファイル 実業之日本社文庫

伊兼源太郎(著者)

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密告はうたう 警視庁監察ファイル 実業之日本社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2019/04/05
JAN 9784408554709

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商品レビュー

4

17件のお客様レビュー

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2025/11/29

淡々とした語り口が警察のしかも監察という主人公の性格と合間って、事件そのものに没頭できる。 季節の描写とか、風景の情緒とかそういった小説の良さはやや薄めかも。かえって、それが味となっていた。闇に葬る訳でもない小さな記事の中には本当と少しの嘘が入っているのかと思うと、ミステリーの中...

淡々とした語り口が警察のしかも監察という主人公の性格と合間って、事件そのものに没頭できる。 季節の描写とか、風景の情緒とかそういった小説の良さはやや薄めかも。かえって、それが味となっていた。闇に葬る訳でもない小さな記事の中には本当と少しの嘘が入っているのかと思うと、ミステリーの中に自分も生活しているのかのようで、胸がざわざわする。

Posted by ブクログ

2025/06/15

過去を絡めながらなかなか面白かったし、その事件もそういう方向に思い込む感覚と、終盤の景色はなるほどって感心。 2937冊 今年165冊目

Posted by ブクログ

2024/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「市民にとって警察は最後の砦だ。その警官を取り締まる監察は、砦の最後尾を守っている。後ろに誰もいない私たちに失敗は許されない。」 警察内部の不正を暴く「警察の中の警察」と称される警視庁警務部人事一課監察係を舞台とした警察小説。横山秀夫の『影の季節』シリーズを思い出す。全く筋が読めない緻密なストーリー展開の中に、魅力的な登場人物、複雑な人間模様、警察内部の駆け引き・軋轢が盛り込まれ、終始前のめり状態。伊兼源太郎、すごい!出会えて嬉しい! 監察に公安出身者が多いと知り驚いたが、行確の過酷さと緊迫感、求められる高度な判断力に、なるほど、となる。特に、胸に秘めた熱いものをおくびにも出さず、”プロの行確”を見せつけ、徹頭徹尾冷徹さを貫ぬく須賀にはしびれまくった。

Posted by ブクログ