- 中古
- 書籍
- 書籍
生還
定価 ¥2,200
220円 定価より1,980円(90%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/03/15 |
JAN | 9784163909882 |
- 書籍
- 書籍
生還
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
生還
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
脳梗塞、リハビリ、転倒による骨折2回、という、少なくない高齢者が通る道を、あの練達の毒舌家も経験することになった。そこで何を語るのか。予想を裏切らず彼らしいと言えば彼らしい物言いだが、かつてと比べれば切れ味は鈍り抑えも効かない。リハビリのための執筆なのだろうが、その域を出ない印象...
脳梗塞、リハビリ、転倒による骨折2回、という、少なくない高齢者が通る道を、あの練達の毒舌家も経験することになった。そこで何を語るのか。予想を裏切らず彼らしいと言えば彼らしい物言いだが、かつてと比べれば切れ味は鈍り抑えも効かない。リハビリのための執筆なのだろうが、その域を出ない印象。
Posted by
小学生で『オヨヨ島の冒険』を読んで以来の愛読者。 週刊文春の連載エッセイ「本音を申せば」で生存確認していたが、この程1117回を以て最終回を迎えた。 寂しさの補償に本書を借りる。NHK朝ドラ『ひよっこ』の頃、リハビリしていたのか。松本穂香を推す辺りが小林信彦の面目躍如。 ...
小学生で『オヨヨ島の冒険』を読んで以来の愛読者。 週刊文春の連載エッセイ「本音を申せば」で生存確認していたが、この程1117回を以て最終回を迎えた。 寂しさの補償に本書を借りる。NHK朝ドラ『ひよっこ』の頃、リハビリしていたのか。松本穂香を推す辺りが小林信彦の面目躍如。 文学的エッセイの趣があり、出てくる患者・ケアワーカー・作業療法士・ナースらが小林作品の作中人物のようだ。排尿コントロールを巡るエピソード、『合言葉はオヨヨ』における鬼面警部と看護婦との攻防は、後日これあることを予言していた。
Posted by
まずは、小林さんが「生還」したことを喜びたい。作品は、脳梗塞から、二度の大腿骨骨折という大病との闘病記。実に「老人ワールド」ではありがちな話だけれど、当人に発言というのはなかなかない。その上、これは、小林信彦という「おたく」的人間観察の天才が、じっと見ている世界が描かれている。...
まずは、小林さんが「生還」したことを喜びたい。作品は、脳梗塞から、二度の大腿骨骨折という大病との闘病記。実に「老人ワールド」ではありがちな話だけれど、当人に発言というのはなかなかない。その上、これは、小林信彦という「おたく」的人間観察の天才が、じっと見ている世界が描かれている。かなりシュールな小説的作品化しているところがすごい! おそらく週刊誌の連載なので、繰り返しの記述が頻出するのだが、そこがまた「老人ワールド」の奇妙なリアリティを作り出していて、ちょっとない作品になっていると思う。 まあ、ぼくは、この人のファンなので、死んでもらったら困るし、哀しい。生還おめでとうございます!
Posted by