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アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 集英社新書
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アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 集英社新書

中川裕(著者), 野田サトル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2019/03/15
JAN 9784087210729

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商品レビュー

4.4

81件のお客様レビュー

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2026/05/27

「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者にしてアイヌ文化研究の第一人者である著者が、漫画の名場面をふんだんに引用しながら解説を行なった唯一の公式解説本にして、アイヌ文化への最高の入り口となる入門的新書である。 - 第一章 カムイとアイヌ - アイヌの伝統的な考え方では、表を...

「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者にしてアイヌ文化研究の第一人者である著者が、漫画の名場面をふんだんに引用しながら解説を行なった唯一の公式解説本にして、アイヌ文化への最高の入り口となる入門的新書である。 - 第一章 カムイとアイヌ - アイヌの伝統的な考え方では、表を歩いている犬や猫、庭にやってくるスズメやカラスはみなカムイです。道端に立っている木も、その下に生えている草も、その間を飛び回っている虫たちも、基本的にはみんなカムイです。それどころか、家や舟や、鍋や茶碗などの食器類、つまり人間の作ったものもカムイですし、ガスコンロの火もカムイです。カムイというのは、このように人間を取り巻いているほぼすべてのものを指しています。 - カムイは私たちの目からはクマやらカラスやら炎やらに見えていますが、それは彼らが人間の目に見えるようにまとっている「衣装」だと考えられています。カムイたちは本来はカムイモシリ「カムイの世界」というところにおり、そこでは人間と同じ姿をして暮らしている、ということになっています。彼らの身につけてくるものはまた、人間へのお土産でもあります。それらは人間が自分の手で作り出すことは不可能であり、カムイたちに持ってきてもらわなければ手に入りません。人間はそのお返しとして、カムイに感謝の言葉を述べ、お酒や米の団子といった、人間の手を経なければこの世に存在しないものを、カムイに贈り物として捧げるのです。 - なんと都合のよい考え方だと思われるかもしれませんが、それでは現代の日本社会に住む人々は、日々ウシやブタやニワトリを殺し、その肉を食べていることをどう思っているのでしょうか?自分たちがそれらの動物を殺してもよいことになっていると考えているのでしょうか?たいていの人は考えたこともないだろうと思います。自分たちの手で屠畜を行なっていない、自分の食べているものが他者の命だと考える機会がないからです。 - アシリパ「鹿は死んで杉元を暖めた。鹿の体温がお前に移ってお前を生かす。私達や動物たちが肉を食べ、残りは木や草や大地の生命に置き換わる。鹿が生き抜いた価値は消えたりしない」

Posted by ブクログ

2026/05/15

監修って何? ということと、フィクションというかエンターテイメントと史実とを分けた描き方のバランスをどうとるかに関係者がかなり腐心されていることがわかりやすくてよかった。 あと、本筋ではないけれど、アイヌ語や日本語など言語の「語族」についてこの本で軽く解説されていたので、他の本を...

監修って何? ということと、フィクションというかエンターテイメントと史実とを分けた描き方のバランスをどうとるかに関係者がかなり腐心されていることがわかりやすくてよかった。 あと、本筋ではないけれど、アイヌ語や日本語など言語の「語族」についてこの本で軽く解説されていたので、他の本を読む理解の助けになった。

Posted by ブクログ

2026/04/10

ゴールデンカムイが大好きなので図書館で気になり借りてみました。新書は書店で気になったものをペラペラと読んだことしかなく、小説と違ってすらすら読み進めることが難しく途中で少し飽きてしまいましたが、興味深い作品でした。 人間とカムイ(環境)はお互いがお互いを必要とするパートナー。人...

ゴールデンカムイが大好きなので図書館で気になり借りてみました。新書は書店で気になったものをペラペラと読んだことしかなく、小説と違ってすらすら読み進めることが難しく途中で少し飽きてしまいましたが、興味深い作品でした。 人間とカムイ(環境)はお互いがお互いを必要とするパートナー。人間は何もない空間で生きることはできず、環境からの恩恵によって生きている。それを当たり前のものと思わずその恩恵に感謝して受け取ることによって、環境を悪化させないように配慮することができるようになる。

Posted by ブクログ

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