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アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 集英社新書
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アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 集英社新書

中川裕(著者), 野田サトル

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アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 集英社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2019/03/15
JAN 9784087210729

アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」

¥1,210

商品レビュー

4.5

77件のお客様レビュー

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2026/03/09

「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による、唯一の公式解説本。めちゃくちゃ面白い。 2025年に東京でアイヌ民族の儀礼「イヨマンテ(熊の霊送りの儀礼)」の公演があって、観に行ったのだが、著者の中川先生はそこでも登壇されていた。アイヌ文化の、特に人間とカムイとの関係についてたくさ...

「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による、唯一の公式解説本。めちゃくちゃ面白い。 2025年に東京でアイヌ民族の儀礼「イヨマンテ(熊の霊送りの儀礼)」の公演があって、観に行ったのだが、著者の中川先生はそこでも登壇されていた。アイヌ文化の、特に人間とカムイとの関係についてたくさん教えてくれたのだが、この本は、その時の復習とさらなる理解につながった。 ゴールデンカムイを読んでいてもそうでなくても、第一章を読むだけでもめちゃくちゃ面白いと感じると思う。 「アイヌ=人間」に対して、「カムイ」はアイヌの世界で神様を表すのだと思っていたが、全然違う。もっと広い。 犬、猫、スズメ、カラスもカムイ。 木も草も虫もカムイ。 家、船、鍋、茶碗など人間が作ったものもカムイ。 ガスコンロも火もカムイ。 人間を取り巻いているものほぼすべてがカムイ。 しかし、なんでもカムイというわけではない。 この世の中で何らかの活動をしていると考えられ、人間にできないようなことをするものをカムイというらしい。人間のために何らかの役に立ってくれるものじゃないとダメで、カエルはカムイじゃないらしい。むしろ積極的に嫌われているそうだ。 中川先生は、カムイ=自然や人工物を含んだ「環境」と言う。アイヌとカムイが良い関係を結ぶことによって、お互いに幸福な生活が保たれるとされているそうだ。アイヌ文化を知ろうとすれば、この関係を知ることが全ての始まりになる。 カムイはカムイモシリ(カムイの世界)におり、そこでは人間と同じ姿をして暮らしているらしい。クマもカラスも火も木も火もみな人間の姿で、食事したり結婚したり彫刻したり裁縫したりしている。それは霊魂の状態であり、人間には見えない。 カムイモシリからアイヌモシリ(人間の世界)にやってくるとき、カムイたちは衣装を着てくる。火のカムイは火の衣装、ヒグマのカムイはヒグマの衣装(毛皮や肉)。そこで初めて人間の目に見えるようになると考えられている。身につけてくるものは、人間へのお土産でもある。 今書いたのは、ほんの触りだが、八百万の神々がいる日本文化とアイヌ文化の共通点や違いを探しながら読むことができて、めっちゃくちゃ読み応えがあった。世界の見え方、切り取り方がこんなに違うんだと、目から鱗。 他にも「アイヌ文化と縄文文化」「樺太と千島のアイヌ」「アイヌの名前の付け方」「アイヌのグルメ」など、どこ読んでも発見があった。ゴールデンカムイと中川先生に感謝。 購入したのは、映画ゴールデンカムイのロケ地にもなった『野外博物館 北海道開拓の村』の売店。

Posted by ブクログ

2026/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アイヌにとって言葉が大切なものであり、丁寧に扱っていることがわかった。ゴールデンカムイでも登場したように、子どもにわざと汚い名前をつけることで悪いカムイから守ったり、亡くなった人と同じ名前をつけないようにして、悪いカムイが同名の人と間違えて災いを運ばないようにする習慣があるらしい。また、争いが起きたときはチャランケという弁舌で解決するらしい。チャランケとは、片方が意見を述べて、それが終わったらもう片方が意見を述べるということを繰り返す。話すことがなくなったり、片方が喋っている間に話を遮ったり、怒って立ち上がったりしたら負けなどのルールがあり、非常に平和的な解決策だと思った。これからは戦争の代わりにチャランケで揉め事を解決していって欲しい笑

Posted by ブクログ

2025/12/18

これ読み終わったあとにゴールデンカムイ読むとさらに読み応えありそう。 でも本書にも漫画のコマを入れてくれているので、どのシーンのことを話しているのかとてもわかりやすい。 次作も積んでるけど、新書とは思えない分厚さなので気長に読む!

Posted by ブクログ