江口くんは見逃さない(4) ゼノンC

野澤ゆき子(著者)

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2019/03/20
• JAN: 9784199805394

商品レビュー

2019/10/03

江口くん、ありがとう、私達に良い夢を魅せてくれて
と、カッコつけて、感謝の言葉から入りはしたけど、ホントは、「マヂか～」と転がり回りたい
感謝は本心からだ。けど、まさか、この（４）で完結とは思ってもいなかった
ここから、更に質が上がりそうだ、と思っていたので、余計にショックだ
内容が内容だから、この『江口くんは見逃さない』の良さが、ちっとも判らないお偉いさんから、つまらない文句でも言われたんじゃないか、と思ってしまう
とは言え、完結してしまった事に、ぐだぐだ、文句を垂れ流しても仕方ない
漫画読みとして恥ずかしいし、何より、野澤先生の迷惑になる
すべきは、感謝と、野澤先生が、この『江口くんは見逃さない』を超える作品を描こう、そんな気力が湧くような感想を書くことだ
まぁ、野澤先生に読まれてしまったら、恥ずかしいんだけど
どのタイミングで、野澤先生に終わる事が告げられたのか（野澤先生の方から終わる、と担当さんに告げたかも知れないけど）、その辺りは察せないけど、質は、やはり、全４巻の中で、この（４）が断トツだ
これまでも、江口くんが見てきた、ヒロインらの秘所がチラッとする瞬間に、下品さは欠片もなく、ただただ、ロマンだった
このヒロインらの色気の醸し方は、次回作でも、しっかりと活かしてほしい
どんなジャンルが読みたいか、そう聞かれると、困る
本音をぶっちゃけていいなら、comicアンスリウムで、成年向け作品を一本、描いて欲しい。おねショタか姉弟の、睡眠姦が読んでみたいトコ
しかし、青年誌でこそ、野澤先生の実力が発揮されるのなら、無理強いできない
そうなると、ラブコメか。何を考えているのか、よく判らない男子の秘密を探るべく、堅物の委員長が尾行し、意外な面にキュンとさせられるような感じの
その尾行に、男子が気付いていて、委員長の必死さや、チラッと見えた下着にドキッとさせられ、わざと、委員長の気を引くようにしているなら、尚良し
どの回も、心のチ〇コが勃つものばかりだが、最終回は格別だった
どのヒロインにも、各々の魅力があるけど、一くんとの関わりが深いって意味合いでは、やはり、優子さんが最も可愛らしい
隙が多い、と言ったら、彼女のプライドが傷付いてしまうかもしれないが、一くんが助けたくなるだけの「何か」はある
この台詞を引用に選んだのは、江口一と言う男の未来に多くの幸あれ、と祝福したくなったので
いつ何時も油断せず、見るべきものを見逃さない彼は大きな男になるだろう
「ちょっとしたエロを見逃さない。江口一の生活は、これからも続いていく」（ｂｙ天の声）