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ここから世界が始まる トルーマン・カポーティ初期短篇集
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ここから世界が始まる トルーマン・カポーティ初期短篇集

トルーマン・カポーティ(著者), 小川高義(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/02/27
JAN 9784105014087

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2019/07/27

高校生から20代初めの時期のカポーティの未発表短篇集。村上春樹の解説もあり。けっこうシンプルな短篇が多いが、自分はけっこう好みだった。作品解題には、カポーティがいろんなアウトサイダーに注目している、という点が書かれていてなるほどと思った。

Posted by ブクログ

2019/07/15

ここから世界が始まる。最後の短篇のタイトル、それこそがこの一冊を物語るすべてだった。一篇わずか数ページ、過剰に説明されずすべてを語らず、覚えのある感情は痛みを伴って胸の底に揺らいで落ちてゆき、しんと沈んだまま凍りつき掬い上げられることなく物語を閉じる。まるでそのあとに始まる嵐の前...

ここから世界が始まる。最後の短篇のタイトル、それこそがこの一冊を物語るすべてだった。一篇わずか数ページ、過剰に説明されずすべてを語らず、覚えのある感情は痛みを伴って胸の底に揺らいで落ちてゆき、しんと沈んだまま凍りつき掬い上げられることなく物語を閉じる。まるでそのあとに始まる嵐の前の静けさ。一体何が起こり、どこへ行き着くのか。熱を持つ口内炎。ばれた嘘。近づいてくる別れ。静止流星が刹那に輝き燃え尽きるように、真っ暗闇になってもいつまでも光の残像が心の中に刻まれる。カポーティの光はずっと胸の中に堆積してゆく。

Posted by ブクログ

2019/05/24

『ティファニー』も『夜の樹』も『冷血』も、さびしくてあまりにも鮮烈でだった。やっぱりこういう人のことを「規格外の天才」って言うんだな。 『知っていて知らない人』『これはジェイミーに』◎

Posted by ブクログ

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