1,800円以上の注文で送料無料

創造された「故郷」 ケーニヒスベルクからカリーニングラードへ
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

創造された「故郷」 ケーニヒスベルクからカリーニングラードへ

ユーリー・コスチャショーフ(著者), 橋本伸也(訳者), 立石洋子(訳者)

追加する に追加する

創造された「故郷」 ケーニヒスベルクからカリーニングラードへ

定価 ¥3,960

2,255 定価より1,705円(43%)おトク

獲得ポイント20P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2019/02/22
JAN 9784000237383

創造された「故郷」

¥2,255

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

公文書からの情報、古老(初期移住者)たちからの語りの聞き取りという、両輪の整った歴史書。東プロイセンの、チュートン騎士団にまでさかのぼる歴史から始められ、西側諸国の常識が通用しない、ソビエトの歴史改変時代を丹念に追い、証拠を集めた集大成ともいえる。 このような語りを収録する場合に、陥りがちなセンチメンタリズムを上手に抑制した良書。星を5つとした。 お勧めポイントは、以下の4点。 ・日本での義務教育で習った『コルホーズ』は、用語と簡潔な説明だけだった。ここではそれ以上の実態と、コルホーズに端的に表れている、ソヴィエト中央集権システムの脆弱さを知ることになる。  すでに知っている向きは、カリーニングラード/ケーニヒスベルグの特殊性と、大規模移住に伴う悲惨さ、抑圧を追加で知ることになる。 ・戦後処理の空白状態、中央が最西端の小さい問題にかかわってられない等、様々な理由から、 『地方で頑張れ、援助はない』 の恐ろしさ。 ・ソヴィエト以外もやらかした、ゼロから作る都市、歴史、文化の事例。そして、ゼロにさせるまいとした『下々の者』、つまり市井の人々の活動を知ることができる。 ・「いま此処に生きているひと」にとって、都市の名称はカリーニングラードでもケーニヒスベルグでも、たいした問題ではないという静かな認識。 生活者の視点をちゃあんと収めている(しかも最終章の末尾、最も印象に残る場所)あたり、学者の独りよがりになりがちな『一般向け学術書』の悪弊をきちんと抑制している。まことにそつが無く、良書というにふさわしい一冊であった。

Posted by ブクログ

2019/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦後、東ドイツの一部がソ連に移譲され、カリーニングラードとなった。新たな領土にソ連から移住し、故郷となった。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品