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生理用品の社会史 角川ソフィア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/02/23 |
JAN | 9784044004736 |
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生理用品の社会史
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生理用品の社会史
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
生理用品の発展を女性の社会進出という観点で見るのがすごく面白かった。 生理は昔、どの国でも不浄や穢れとみなされていた歴史がある。 それはやはり血=死や病気(感染症)を連想するものなので、医学が発達していなかった時代を考慮すると忌むべき対象になってしまうのはしょうがないのかな、と...
生理用品の発展を女性の社会進出という観点で見るのがすごく面白かった。 生理は昔、どの国でも不浄や穢れとみなされていた歴史がある。 それはやはり血=死や病気(感染症)を連想するものなので、医学が発達していなかった時代を考慮すると忌むべき対象になってしまうのはしょうがないのかな、とは思う。 ただ、それによって女性に対する差別、誤った処理方法の普及、女性の働きにくさに繋がり、ナプキンがなかった時代の女性たちは本当に辛い思いをしていたんだろうと察する。 アンネナプキンの登場から、すぐに他社製品が台頭しアンネ社は吸収合併されてしまったという事実に、これが資本主義社会かと少しモヤッとしてしまった。 でも各企業が競争したからこそ、今こんなに快適なナプキンを使うことができるという恩恵もある。 アンネ社が日本における生理の恥ずべきものというイメージを払拭した功績は大きい。 今日も生理に対する女性の考え方は変わってきていると思う。 インフルエンサーがお気に入りの生理用品を紹介するのも見かけるし、生理の日をどう過ごすか女性が能動的に選択できる時代になっている。 そういう意味でまだまだ過渡期ではあるのかな。 ナプキン開発にはもちろん女性だけでなく男性も関わっているが、男性であっても誇りを持って携わってくれていたと知れて嬉しい。
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Kindle Unlimitedにて。 昔の女性って生理をどうしてたんだろ、みたいな疑問があって手に取った。面白かった。 生理中の女性が入れられていた月経小屋が、戦後も地域によって存在していたとか、女性のためではなく穢れとして遠ざけるためのもので、重労働は免除されることはなかっ...
Kindle Unlimitedにて。 昔の女性って生理をどうしてたんだろ、みたいな疑問があって手に取った。面白かった。 生理中の女性が入れられていた月経小屋が、戦後も地域によって存在していたとか、女性のためではなく穢れとして遠ざけるためのもので、重労働は免除されることはなかった、という聞き取り調査が生々しい。 明治になって月経に対して啓蒙が試みられたのも、女性のためというよりは富国強兵政策の下、より健康な国民を産み育てるためだった、というのも面白かった。 アンネナプキンの開発秘話で、PR担当の男性が汚物入れを初めて見て、そこに入れられた使用済み脱脂綿の「凄惨さ」にショックを受けたというのが印象的だった。アンネナプキンって女性社長の会社だったんだね。 終盤、布ナプキンの信仰的な効用をうたう風潮に対して、冷静に述べているのも好印象だった。 個人的には近年の使い捨てナプキン界ではシンクロフィットほど革命的な商品はないと思ってるんだけど、出版年的に登場しなかったみたいで残念。
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生理用品の変遷と先人たちの生理対処法の歴史をたどる本。「アンネナプキン」の登場が女性の社会生活の救世主になり、現在わたしたちが快適に暮らせている所以だなと感じました。特に生理の考え方についてネパールの「チャウバディ」のように”生理中の女性は穢れているから”という不当な理由で劣悪な...
生理用品の変遷と先人たちの生理対処法の歴史をたどる本。「アンネナプキン」の登場が女性の社会生活の救世主になり、現在わたしたちが快適に暮らせている所以だなと感じました。特に生理の考え方についてネパールの「チャウバディ」のように”生理中の女性は穢れているから”という不当な理由で劣悪な環境に閉じ込めていた歴史があり、日本でもその風習があることに驚いたし、怒りを覚えました。
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