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生まれ変わり 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2019/02/20 |
JAN | 9784153350434 |
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生まれ変わり
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ケン・リュウのSF短編集。久しぶりに読むケン・リュウ作品なのだが、個人的にはこんなにも幅広い短編があることに驚いた。定番のSFをはじめ、ユーモアあふれるもの、数学SF、ファーストコンタクト、サイバー、ファンタジーなど幅広い。個人的に印象に残った作品は、ゴーレムの行動に笑った「化学調味料ゴーレム」、数学で煙に巻かれる「数えられるもの」(ルディ・ラッカーの作品みたいだった)あたり。ジャンルが幅広いので誰にでも好みの作品があると思う。
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ユートピアがあるとして。 実際にあったとして、それが段々と剥がれ落ちて格差と差別が滲み出てくる。 そしてそれは、守りたいものを守るためにあるから、尚難しい。 頭の中で映像化したら、ピクサーの本編前の短編のような、リズミカルで少し心の温まるものが投影された。『ランニング・シューズ...
ユートピアがあるとして。 実際にあったとして、それが段々と剥がれ落ちて格差と差別が滲み出てくる。 そしてそれは、守りたいものを守るためにあるから、尚難しい。 頭の中で映像化したら、ピクサーの本編前の短編のような、リズミカルで少し心の温まるものが投影された。『ランニング・シューズ』は中でもテンポが良く、お気に入り。 『カルタゴの薔薇』はショックの深度が深い分心に残る。ケン・リュウはお気に入り。
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読み進むたびに翻弄される作品群。 ケン・リュウの才能が発揮されたバラエティに富む短編集。 前に読んだ「紙の動物園」より難解なものが潜んでいる。 表題作「生まれ変わり」は本当に難しい。 人の持つ”記憶“が”感情“にどのように影響を与えるのか。 記憶さえなくしてしまえば憎しみはなく...
読み進むたびに翻弄される作品群。 ケン・リュウの才能が発揮されたバラエティに富む短編集。 前に読んだ「紙の動物園」より難解なものが潜んでいる。 表題作「生まれ変わり」は本当に難しい。 人の持つ”記憶“が”感情“にどのように影響を与えるのか。 記憶さえなくしてしまえば憎しみはなくなるのか、 「ReBom(生まれ変わり)」は刑罰なのか矯正なのか 彼(ケン・リュウ)は自由だ。 ただ単に自由な展開を可能にするための道具としてSFを使うこともあれば、真正面からSFの世界の不思議さを語るときもある。 彼の作品には、社会問題に関するテーマがどこかに潜り込んでいる。また、家族の絆に関する叙述も多い。 まったくわけのわからないものがエンディングでちょっといいこともあり、思わず前のページを読み返す。 お気に入りは「化学調味料ゴーレム」「カルタゴの薔薇」「数えられるもの」「ゴースト・デイズ」。 言葉に表せない特別なものを感じたのは「七度目の誕生日」。 読み疲れたころに、まるで時代劇ファンタジーの「隠姫」。 などなど……。 作者の独特の感性が、読む人を襲う。 「人生は後ろ向きの座席で列車に乗って窓の外を見るよう。いま脳が認識したことはもう過去のもの」……ウーン。
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