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十字軍物語(四) 十字軍の黄昏 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/01/29 |
| JAN | 9784101181479 |
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十字軍物語(四)
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十字軍物語(四)
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商品レビュー
4.3
22件のお客様レビュー
現代でいえば最も評価されるであろうフリードリッヒ二世。無血で聖地イェルサレムを返還する。今までの十字軍史ではなかったこと。その無血を理由に当時では非難の的となる。宗教の厄介なところ。 今まで苦労して苦労して細い地域を奪い奪われ、講和を結んで一時的でも平和があって、とやってきた十...
現代でいえば最も評価されるであろうフリードリッヒ二世。無血で聖地イェルサレムを返還する。今までの十字軍史ではなかったこと。その無血を理由に当時では非難の的となる。宗教の厄介なところ。 今まで苦労して苦労して細い地域を奪い奪われ、講和を結んで一時的でも平和があって、とやってきた十字軍国家も終わりが見えてきたのは、相手側の頭がすげ代わったから。これまで数多くの失敗がありながらもやってこれたのは、対するイスラム側が内輪揉めをしていたり、異教徒同士であっても、最低限の共存への意思があったから。その疎通がない相手となると簡単に崩壊する柔さを持った国家だった。
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ついに読み終えた壮大な十字軍物語。 「キリスト教を信じる人々の間では、勝った人よりも負けても教えに殉じた人のほうが尊い」とされ、無血でイェルサレム解放を実現したフリードリヒ2世よりも、失策により壊滅的な敗北を喫したフランス王ルイの方が尊敬されるとは、現代の感覚からすれば大きくずれ...
ついに読み終えた壮大な十字軍物語。 「キリスト教を信じる人々の間では、勝った人よりも負けても教えに殉じた人のほうが尊い」とされ、無血でイェルサレム解放を実現したフリードリヒ2世よりも、失策により壊滅的な敗北を喫したフランス王ルイの方が尊敬されるとは、現代の感覚からすれば大きくずれているのが面白い。 この十字軍で得をしたのは誰か。色々な見方はあるだろうが、フランス王家とヴェネツィアやジェノヴァ等のイタリアの国家なのではないだろうか。 カノッサの屈辱によりローマ法王の権力は頂点に達したが、その後の十字軍遠征時代、真面目にイェルサレム解放に取り組んだイギリスや新生ローマ帝国はローマ法王に叩かれ続けた。一方で十字軍遠征には真面目に傘下しなかったフランスは領土も力もつけ、いつも間にかローマ法王よりも強い力を握るようになった。 イタリアにいたっては十字軍国家壊滅後もイスラムの国々と貿易を行い財を成した。 色々な学びのある本である。
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登場人物の活き活きとした描写。これぞ塩野七生という感じ。 1巻冒頭は役者の紹介から入りやや退屈、やがて十字軍世界に引き込まれていき、サラディンの振る舞いに軽い感嘆の念を抱き、リチャード獅子心王の登場で最高潮の盛り上がり、その後はだれていく十字軍にどんよりした心持ちになり、ラストの...
登場人物の活き活きとした描写。これぞ塩野七生という感じ。 1巻冒頭は役者の紹介から入りやや退屈、やがて十字軍世界に引き込まれていき、サラディンの振る舞いに軽い感嘆の念を抱き、リチャード獅子心王の登場で最高潮の盛り上がり、その後はだれていく十字軍にどんよりした心持ちになり、ラストの聖堂騎士団の悲劇に涙。
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