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十字軍物語(四) 十字軍の黄昏 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/01/29 |
| JAN | 9784101181479 |

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十字軍物語(四)
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商品レビュー
4.4
25件のお客様レビュー
歴史の授業で習ったことはありますが、十字軍について深掘りしたのは初めてでした。 宗教戦争の通史と聞くと身構えますが、読み始めて感じたのは宗教論より、理想や大義を掲げた人間がどこまで愚かで、どこまで魅力的かという生々しさでした。 第一次十字軍からその終焉までを追いながら、英雄でも悪...
歴史の授業で習ったことはありますが、十字軍について深掘りしたのは初めてでした。 宗教戦争の通史と聞くと身構えますが、読み始めて感じたのは宗教論より、理想や大義を掲げた人間がどこまで愚かで、どこまで魅力的かという生々しさでした。 第一次十字軍からその終焉までを追いながら、英雄でも悪でもない人間たちが、判断と欲の積み重ねで歴史を動かしていく様子に引き込まれます。 物語として読ませる力は強く、遠い中世の話が妙に生々しく迫ってくる一方で、著者の視点がはっきりしている分、評価の切れ味に引っぱられている感覚になる場面もあります。 それでも、読み終えたあとに残るのは戦争の勝敗ではなく、「正義」は簡単に暴走するという事実でした。 歴史を知るというより、人間の変わらなさを突きつけられたような読後感でした。
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十字軍の始まりから終わりまで。 十字軍の概要は知っていたが、それぞれの十字軍がどういった経緯で発足したのか、戦いの中心人物やイスラム側の事情などのディテールを知ることができた。 個人的には第一次が好きだった。リチャード1世で有名な第三次は知っていたが、第一次のボエモンドや司教ア...
十字軍の始まりから終わりまで。 十字軍の概要は知っていたが、それぞれの十字軍がどういった経緯で発足したのか、戦いの中心人物やイスラム側の事情などのディテールを知ることができた。 個人的には第一次が好きだった。リチャード1世で有名な第三次は知っていたが、第一次のボエモンドや司教アデマール、タンクレディなどイェルサレム奪還を成し遂げた人たちのことは知らず裏側を知れた感じがして新鮮だったから。詳細を見ていくと人物もそうだがイスラム側・キリスト側の事情や現地での人々の戦い以外の交流を知ることができ、歴史の教科書に書かれているような単純な出来事ではなかったんだと痛感する。何事もそうだがディテールまで見るということ重要性も学んだ気がした。
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真打登場!第6次十字軍をキリスト教破門の身ながら、血を流さずにイェルサレムを奪還したフリードリヒ。リチャードとサラディン、フリードリヒとアル・カシールのように、両陣営に柔軟な思考ができるリーダーがいると友好的に話は進む。 第七、八は熱い宗教心をもつルイ9世の独り相撲の感があり、そ...
真打登場!第6次十字軍をキリスト教破門の身ながら、血を流さずにイェルサレムを奪還したフリードリヒ。リチャードとサラディン、フリードリヒとアル・カシールのように、両陣営に柔軟な思考ができるリーダーがいると友好的に話は進む。 第七、八は熱い宗教心をもつルイ9世の独り相撲の感があり、それ故、2度も完全失敗をしたにもかかわらず、死後、聖人に祭り上げられた。 十字軍の終焉のアッコン陥落は壮絶な戦いだった。それを思うと命を賭して戦ったテンプル騎士団の最後は悲しい。逆に聖ヨハネ騎士団が、ロードス騎士団、マルタ騎士団さらには現代まで生き残るのは、非常に逞しい。イスラムのマムルークたちが破竹の勢いのモンゴルを破ったことは、モンゴルの限界と世界征服の困難を現していた。 十字軍の話は終わったが、この後、あの異端審問がつくる暗いヨーロッパが始まる。
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