商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/01/29 |
| JAN | 9784101181479 |
- 書籍
- 文庫
十字軍物語(四)
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十字軍物語(四)
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商品レビュー
4.3
24件のお客様レビュー
十字軍の始まりから終わりまで。 十字軍の概要は知っていたが、それぞれの十字軍がどういった経緯で発足したのか、戦いの中心人物やイスラム側の事情などのディテールを知ることができた。 個人的には第一次が好きだった。リチャード1世で有名な第三次は知っていたが、第一次のボエモンドや司教ア...
十字軍の始まりから終わりまで。 十字軍の概要は知っていたが、それぞれの十字軍がどういった経緯で発足したのか、戦いの中心人物やイスラム側の事情などのディテールを知ることができた。 個人的には第一次が好きだった。リチャード1世で有名な第三次は知っていたが、第一次のボエモンドや司教アデマール、タンクレディなどイェルサレム奪還を成し遂げた人たちのことは知らず裏側を知れた感じがして新鮮だったから。詳細を見ていくと人物もそうだがイスラム側・キリスト側の事情や現地での人々の戦い以外の交流を知ることができ、歴史の教科書に書かれているような単純な出来事ではなかったんだと痛感する。何事もそうだがディテールまで見るということ重要性も学んだ気がした。
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真打登場!第6次十字軍をキリスト教破門の身ながら、血を流さずにイェルサレムを奪還したフリードリヒ。リチャードとサラディン、フリードリヒとアル・カシールのように、両陣営に柔軟な思考ができるリーダーがいると友好的に話は進む。 第七、八は熱い宗教心をもつルイ9世の独り相撲の感があり、そ...
真打登場!第6次十字軍をキリスト教破門の身ながら、血を流さずにイェルサレムを奪還したフリードリヒ。リチャードとサラディン、フリードリヒとアル・カシールのように、両陣営に柔軟な思考ができるリーダーがいると友好的に話は進む。 第七、八は熱い宗教心をもつルイ9世の独り相撲の感があり、それ故、2度も完全失敗をしたにもかかわらず、死後、聖人に祭り上げられた。 十字軍の終焉のアッコン陥落は壮絶な戦いだった。それを思うと命を賭して戦ったテンプル騎士団の最後は悲しい。逆に聖ヨハネ騎士団が、ロードス騎士団、マルタ騎士団さらには現代まで生き残るのは、非常に逞しい。イスラムのマムルークたちが破竹の勢いのモンゴルを破ったことは、モンゴルの限界と世界征服の困難を現していた。 十字軍の話は終わったが、この後、あの異端審問がつくる暗いヨーロッパが始まる。
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現代でいえば最も評価されるであろうフリードリッヒ二世。無血で聖地イェルサレムを返還する。今までの十字軍史ではなかったこと。その無血を理由に当時では非難の的となる。宗教の厄介なところ。 今まで苦労して苦労して細い地域を奪い奪われ、講和を結んで一時的でも平和があって、とやってきた十...
現代でいえば最も評価されるであろうフリードリッヒ二世。無血で聖地イェルサレムを返還する。今までの十字軍史ではなかったこと。その無血を理由に当時では非難の的となる。宗教の厄介なところ。 今まで苦労して苦労して細い地域を奪い奪われ、講和を結んで一時的でも平和があって、とやってきた十字軍国家も終わりが見えてきたのは、相手側の頭がすげ代わったから。これまで数多くの失敗がありながらもやってこれたのは、対するイスラム側が内輪揉めをしていたり、異教徒同士であっても、最低限の共存への意思があったから。その疎通がない相手となると簡単に崩壊する柔さを持った国家だった。
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