1,800円以上の注文で送料無料

異端の統計学ベイズ 草思社文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

異端の統計学ベイズ 草思社文庫

シャロン・バーチュ・マグレイン(著者), 冨永星(訳者)

追加する に追加する

異端の統計学ベイズ 草思社文庫

定価 ¥1,760

1,045 定価より715円(40%)おトク

獲得ポイント9P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

7/23(火)~7/28(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2018/12/05
JAN 9784794223647

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

7/23(火)~7/28(日)

異端の統計学ベイズ

¥1,045

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

2.9

9件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ベイズ統計の歴史をまとめた"風"の内容。 ベイズ統計の中身やその発展を説明してくれるのかと期待して買ったが、ベイズ統計の数学的・解析の部分は皆無で関係した人物や社会での扱われ方といった内容の歴史的な事柄が書かれている。 ベイズ統計について多少の知識があっても、何について書いているのか全くわからない内容が多く、 著者はベイズ統計どころか、統計学を全く理解していないのでは無いかと疑われるような記述が随所にある(文章の書き方、展開からして翻訳の問題ではない)。 ベイズ統計の発展を見るつもりで読み進めたが、読み終えても「結局、ギブスサンプラーとMCMCが出てくるまで使い物にならなかったのか」という感想しか生まれなかった(※ おそらく著者のせいで誤った印象になっている)。 文章自体は読みやすいが、構成や書き方に気に入らないことが多く、よく最後まで読み切ったなと感じる。 序盤の、ベイズの法則が生まれたあとから第二次大戦時まで(1〜5章)は時系列で物語が展開していくが、 大戦後〜70年代くらいの内容(6〜15章)は同時代の様々な事例が各論として羅列されるようになるので、6、7、8章あたりを読み始めた際には章ごとに時間が行ったり来たりして混乱してしまった。 時系列で3部構成に編集し直して、「黎明期」「散発的な発展」「爆発的な浸透」のように分け、2部の冒頭で前章最後のまとめと各論の羅列になる旨の短い文章を入れるだけでずいぶん読みやすくなると思う。 また、6章以降ではベイズ統計が様々なところで小規模に、散発的に使われていくのだが、 それぞれの章の中ではその事例を賞賛しているのに、次の章に入ると前章までの事例をけなすような(広がらなかった、上手く行かなかった)な展開が繰り返され、辟易する。 評価に一貫性が無く、直前まで褒めていたものを急に貶す内容が繰り返されると興ざめだし、一見上手くいかなかったように見えても方法論の内部では知識が蓄積され、どんどん研ぎ澄まされていくことがある(それが後の大きな飛躍の礎になる)のが理解できていないのは著者がバカなんだろうと思ってしまう。 本書の随所で"頻度主義"と"ベイズ派"の対立が書かれているが、それぞれの派閥に属することの定義が書かれていないためかなりわかりにくい。 「ベイズの法則を一度でも使ったことがある」人がベイズ派の定義なら頻度主義者なんて昔からほとんど居ないことになるだろう。今も昔も問題の多くは「事前確率をどうするか?」「事前確率が気に入らない」に収束するのだから統計分布を新しいデータでたたき直すのに文句のある人は極端に少ないはずだ。 逆に、フィッシャー流の統計学を主に使う人が頻度主義者なら現在でも頻度主義は健在で、本書の末にあるようなベイズの一方的勝利ではない。 時代とともに頻度主義・ベイズ派の定義も変わってくるだろうから章や部ごとにそれぞれの派閥の定義を適度に更新すべきであったと感じる。 この不明確な言葉・概念の使用は、文中で多く見られる。例えば「ベイズの深遠な哲学が・・」(※ のちには大したことない扱いになっているのも意味不明)のような部分はもう少し詳しく書いてもらわないと、ベイズを知っている人でも「ああ、あの概念はこんな以前に完成していたのか・・」とはならないだろう。 本書は数式を使わないのではなく、(著者が理解できないから)使えないだけなんだろうなと思えた。 ページ数は600ページを超え、無駄に長いが、 得られるものが少ないだけでなく、著者の興味の偏りが明瞭に見える(内容が極めて薄い章が紛れ込んでいたりする一方、軍関係の内容は記載が過剰気味である)ので、「こんなに無駄に長くしないで、書きたい部分だけを書けば良いのに」と思いながら読んでいた。 本書の題名にそのことがよく表れていて、本書の内容全般としては邦題の方がよく合っていて秀逸だが、英語タイトルこそが著者の書きたかった内容なんだろうなと思う。

Posted by ブクログ

2023/05/05

第75回アワヒニビブリオバトル「おうち時間DEビブリオバトル」1時間目 算数で紹介された本です。オンライン開催。 2021.05.02

Posted by ブクログ

2022/10/06

ベイズの歴史が だらだらと?記述されている。 私が大学生の80年代では、ベイズ統計を習った覚えがないが、今では必須みたい。 判ったこと ・ベイズは自分の説を出版していない。没後に出版された。 ・ラプラスが独自に同じロジックを用いてまとめた。 ・客観的根拠がない事前確率という弱点の...

ベイズの歴史が だらだらと?記述されている。 私が大学生の80年代では、ベイズ統計を習った覚えがないが、今では必須みたい。 判ったこと ・ベイズは自分の説を出版していない。没後に出版された。 ・ラプラスが独自に同じロジックを用いてまとめた。 ・客観的根拠がない事前確率という弱点のため、非主流の時期が続いた  フィッシャー ネイマン、ピアソンの頻度主義が主流 ・暗号解読や潜水艦の探索などの軍事、また保険料の計算などで こっそりと使われてきた ・コンピュータで大量積分計算が可能になり、1990年代以降は頻度主義と両方を使うことがあたりまえになっている。 ・MCMC(マルコフ連鎖とモンテカルロ法)、ギブスサンプリング

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品