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量子と情報 量子の実在と不確定性原理
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2018/11/10 |
JAN | 9784791771103 |
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
最近、量子力学と情報理論に興味を持ち始め、何と無く読みたいと思った一冊である。著者は、以前にいくつかの科学雑誌で、不確定性関係の不等式をきちんとした形で書き直したという、小澤先生。多分、ハイゼンベルグの不等式が間違っていたとかなんとかで、新しい不確定性関係の式を発見したというセン...
最近、量子力学と情報理論に興味を持ち始め、何と無く読みたいと思った一冊である。著者は、以前にいくつかの科学雑誌で、不確定性関係の不等式をきちんとした形で書き直したという、小澤先生。多分、ハイゼンベルグの不等式が間違っていたとかなんとかで、新しい不確定性関係の式を発見したというセンセーショナルな文句に魅かれたのだと思う。 実際、不確定性原理については、量子力学を学生時代にきちんと理解していなかったこともあり、ゆらぎと測定誤差の話を混同していた。サイエンスとか数理科学などの科学雑誌に掲載された著者の記事を読んで、自分の誤解を解いていくうちに、非常に興味を持つようになった。 本書は、「現代思想」という雑誌に寄稿された内容が一冊にまとめられたものだということで、興味深いものだった。ただ、自分にとってはやはり少し難しく、ここに収められた内容を理解するのはもう少し時間がかかりそうである。何度も読んで内容を理解したい。 後半の補題の章は、哲学の北島雄一郎先生との共著とのことだが、哲学的な要素が強いのか、途中何度も前の記述に戻って読んだりして内容が難しいと感じた。 自分としては、一応ゆらぎと測定誤差の違いについては理解したつもりなので、これを軸に本書についてまた読み返して理解を深めたい。 量子論は学生時代にあまりなじみのないものだったが、量子情報とか量子コンピューターなどの話題が盛り上がって来て、今更ながら勉強し直したいと思っている。ぼくの学生時代に比べると、量子論に対する理解は非常に進んでいると聞いている。量子論は知れば知るほど興味深いものに感じる。学生時代のテキストなども見直して、今後も勉強を続けたい。
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