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霧 小学館文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2018/11/06 |
JAN | 9784094065787 |


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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
とても重く、だからと言って暗いわけではない。女の人生は時に荒れ、時に凪ぎ、青く澄む時もあれば灰色に曇ることもある。このお話はそんな風に、北海道の景色が私に与える印象みたく、モノクロのコントラストが鮮やかな物語である。 緻密に描かれる女の心と何も語られない男の心、そのアンバランスさ...
とても重く、だからと言って暗いわけではない。女の人生は時に荒れ、時に凪ぎ、青く澄む時もあれば灰色に曇ることもある。このお話はそんな風に、北海道の景色が私に与える印象みたく、モノクロのコントラストが鮮やかな物語である。 緻密に描かれる女の心と何も語られない男の心、そのアンバランスさが抱かせるもどかしさが、我々読者に主人公の心を追体験させる。 私は桜木紫乃氏が生み出す、強かで、愚かで、美しい女たちが大好きだと改めて、熱く思った。
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舞台は根室、国境の町。そこで生まれた三人の娘。 長女は政界入りを目指す運輸会社の御曹司に嫁ぎ、次女はヤクザの姐となり、三女は金貸しの次男を養子にして実家を継ぐ。 次女のたまきの視点で物語は進みます。 桜木紫乃ワールド楽しめます。 3.5的な3。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(発売当初読んだはず、その頃はブクログを使ってなかった、何度目かの再読) この感じ、まさに求める桜木紫乃ワールド! P80 半月ほど行方知らずだった相羽が現れた夜、珠生はこんな場面に喜んでいる自分に愛想が尽きそうになった P108 呼び捨てにしてくれるなと、相羽は三浦に頭を下げた。あのひとときだけで、この先何年でもついていけそうな気がする 素晴らしく表現に迷う気持ちを言語化してあり、私はとても共感できる。 北海道の根室に河之辺水産という地場企業があり、社長には、三人の娘がいた。 長女智鶴は大旗運輸の御曹司に嫁ぐ。 次女珠生(たまき)は家を15で飛び出し「喜楽楼」の芸者になる。その後、相羽重之と籍を入れる。 相羽は組を起こし珠生は組長の妻となる。 三女早苗は金貸しの杉原家の次男と婚約。そして実家の河之辺水産を継ぐことを求められている。 組長の妻とは。手を取り共に歩んでいく、そんなイメージではない。海だけではなく男と女の間にも、目には見えない境界線がある。血縁でなくても、より強い結びつき。それを理解し、夫の立場を慮り、珠生は「相羽珠生」として生きていく。 この作品を読んで3人姉妹の誰かに似ている、こうなりたい、認めたくない自分の姿、そんな事を考える人も多いのかな。私は断然、珠生に憧れるが、他の二人から見たこの話だったり、相羽から見た話を、読んでみたい。 続編が出ないかな。 いろんなレビューがあるが、私はこの作品大好きです。
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