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人体はこうしてつくられる ひとつの細胞から始まったわたしたち
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店 |
| 発売年月日 | 2018/11/01 |
| JAN | 9784314011648 |

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人体はこうしてつくられる
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
受精卵というたった一つの細胞から、どのようにして複雑な機能や構造をもつ人体が形成されるのかを、発生生物学と組織工学の観点から、「創発」と「適応的自己組織化」という概念に基づき解説した一冊。 単純な細胞分裂である卵割期を経て、人体は胚盤胞の形成に始まり、原腸や神経管といった基本構...
受精卵というたった一つの細胞から、どのようにして複雑な機能や構造をもつ人体が形成されるのかを、発生生物学と組織工学の観点から、「創発」と「適応的自己組織化」という概念に基づき解説した一冊。 単純な細胞分裂である卵割期を経て、人体は胚盤胞の形成に始まり、原腸や神経管といった基本構造から、循環器系や体肢、脳といった高度な機能を持つ部位の形成を自力で成し遂げているが、この過程では、何らかの設計図に基づく指示があるわけではなく、個々の細胞を取り巻く環境要因と、細胞同士がシグナルとなるタンパク質のやりとりを通じて特定の遺伝子のスイッチをON/OFFすることで次の振る舞いが決まり、また新たなシグナルとなるタンパク質が生まれるという「コミュニケーション」の連鎖によって必要な調整や修正をしながら、入れ子構造のようにして、単純な構造からより複雑な構造を作り出しているという。 著者は、上記の「コミュニケーション」において遺伝子が重要な役割を担っていることは認めつつ、多くの人々が誤解している「人体の一部の特性を直接指定する特定の遺伝子が存在する」という考え方については明確に否定し、実際には環境と遺伝子によるシグナルが相互作用を繰り返す中で人体が自己組織化されていく複雑なプロセスであることを強調する。まだ謎が多い人体形成について、現時点で明らかになっている研究成果に基づき丁寧に解説されており、専門用語は多いので着いていくのが大変なところもあるが、その分読み応えたっぷりな教養書。
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昔、できたての顕微鏡で精子を見た人が、精子のあたまのところに小さい人間が膝を抱えて座っているスケッチを残していると聞いたことがあるが、その気持ちはよくわかる。寝たり起きたり歩いたり電車乗ったり飯を食ったり風呂に入ったり泣いたり笑ったり仕事したりさぼったり、それなりにややこしく生き...
昔、できたての顕微鏡で精子を見た人が、精子のあたまのところに小さい人間が膝を抱えて座っているスケッチを残していると聞いたことがあるが、その気持ちはよくわかる。寝たり起きたり歩いたり電車乗ったり飯を食ったり風呂に入ったり泣いたり笑ったり仕事したりさぼったり、それなりにややこしく生きている「ぼく」という人間が、元を正せばたった一個の細胞から始まっているなんて、信じるほうがどうかしている。どうやら、ホントらしいけど。 分厚い本で何度も挫折しかかったが、頑張って読んだ甲斐はあった。ぼくは遺伝子は人間の設計図で、受精卵が人間になっていく過程(=発生)とはすなわちその設計図どおりに人間を組み立てる過程だと理解していたが、そうではないのだと著者は言う。では実際はどうなのかはがんばって本書を読んでいただくとして、ポイントは発生過程で増えていく細胞同士の「コミュニケーション」。細胞一つひとつが遺伝子の設計図をじっと睨んで自分のすべき仕事を見出しているわけでも、誰かが現場監督みたいに細胞たちを指揮しているわけでもない。互いが互いに影響を及ぼしあいながら、単純な構造が複雑な構造を生み出し、細胞の要求が血管を伸ばし、生き物の身体を作り上げていくのだそうだ。 ・・・そんなことってあり得るのだろうか? 精子に膝抱えた人間がまるごと入っているとか言われたほうがまだ納得行くんだけど・・・・
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「科学道100冊2020」の1冊。 1つの受精卵が胎児になる。 考えてみればそれは非常に不思議なことである。 直径0.1mmほどの1つの細胞が、分裂し、数を増やし、さまざまな役割を持つ部分を形成しながら、1人の体を形成していく。 その間、どのような力が働き、どうやって人体が形成...
「科学道100冊2020」の1冊。 1つの受精卵が胎児になる。 考えてみればそれは非常に不思議なことである。 直径0.1mmほどの1つの細胞が、分裂し、数を増やし、さまざまな役割を持つ部分を形成しながら、1人の体を形成していく。 その間、どのような力が働き、どうやって人体が形成されていくのだろうか。 本書はそのダイナミックなしくみに迫る1冊である。 著者はエディンバラ大学実験解剖学教授で、専門は哺乳類の形態形成。発生生物学から組織工学、コンピュータシミュレーションによる理論の検証と、幅広いアプローチを駆使している。 本書は一般書のくくりであり、細かい分子情報などには触れていない。専門的過ぎる部分に深くは立ち入らず、ざっくりと人体の形成を概念的に追っていくスタイルである。 気楽に読めるとは少々言い難いが、読み終えた暁には、生物の複雑さと不思議さに感動すら覚えることだろう。 生物の発生が、工業製品の製造や建物の建築と大きく異なるのは、計画に沿って、外部の監督者が行うわけではない点である。 工業的な製造の場合には、部品が勝手に組み上がるのではなく、全体を指揮する人間の指示のもとに、人間が部品を組み上げていく。 生物構造では、もちろん、受精卵の中にある種の情報は貯えられているが、それらは身体の完成構造と直接関係しているわけではない。情報を起点として引き起こされる一連の出来事が「自発的」に生体を作り出していく。 単に1つの遺伝子すべてを決めるのではなく、状態が変われば発現遺伝子も変化しうる。 外部の状態にも反応しながら、「適応的自己組織化」を繰り返し、生存しながら形を変えていくのが生物である。 本書では、卵割開始から原腸形成までの大まかな構造、個々の組織や臓器の形成、免疫や学習といった総合的な働きを追い、最先端の知見も交えつつ、生体発生に迫っていく。 卵割の最初の段階では、中心を決め、そこに染色体を並べる必要がある。 中心を決めるには、微小管と呼ばれる管に働く押す力・引く力を用いる。力の均衡を利用することで、全体の形が認識されなくても中心を決めることが可能になる。 生体発生のしくみは、基本的に、全体の大きさや形などの外から見た情報がなくても働くことが重要である。 卵割がある程度進むと、自由な表面があるか、それともすべての表面が他の細胞と接しているかで差異が生じる。 さらに発生が進むと、体液の流れを利用して、左右対称性が破られて、左右で異なる遺伝子が発現されるようになる(左右が非対称になることで、正中線に作られない臓器を各々、1つしか持たずにすむようになる利点があったと考えられる)。 基本的なしくみはシグナルの相互作用による。 個々の細胞がある程度分化していくと、それぞれが産生するシグナルも変化するし、また同じシグナルを受けても異なる反応をするようになる。 シグナルのフィードバックを使うことで、ずれが生じたら修正することも可能になる。 こうして複雑性を増大させながら、人体の発生は進んでいく。 全体の流れに加えて、個々の挿話も興味深い。共生菌や免疫系、再生医療や癌といったテーマと発生学との関わりも面白く読ませる。 もちろん、人間を含む生物の発生にはまだまだわかっていないことも多いのだが、著者の語る大まかなストーリーは非常に魅力的でわくわくさせられる。 各章の冒頭に掲げられた引用も含蓄深く、著者の学識の深さ・広さを感じさせる。 読むのに若干の努力は要するが、意欲的な中高生は案外、楽しく読みこなすかもしれない。
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