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希望荘 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/11/09 |
| JAN | 9784167911676 |

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商品レビュー
3.9
135件のお客様レビュー
探偵として新たなスタートを切った主人公が、複雑な人間関係や過去の真実を追い求める姿が描かれています。シリーズ第4弾では、短編集形式で多様なエピソードが展開され、特に周囲のキャラクターたちが主人公を支え合う様子が魅力的です。杉村三郎の人柄や彼を取り巻く個性的な仲間たちの存在が、物語に温かみを与えています。時系列が少し複雑ではあるものの、軽快に読み進められるストーリー展開が特徴で、劇的な事件があっても、キャラクターの魅力によって穏やかな雰囲気が保たれています。これまでの作品を楽しんできた読者にとって、次の展開が待ち遠しくなる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名実共に私立探偵となった主人公の短編集。仲の良くなかった母娘が揃って失踪した理由を探る「聖域」、亡くなる前に突然重大な罪の告白をしたようにしか思えない老人の真相を追う「希望荘」、突然失踪した蕎麦屋の旦那には少年時代に放火殺人という凶悪な事件を犯した疑惑があるという「砂男」、アンティークショップの店主が東日本大震災の直前に姿を消した本当の理由を追う「二重身(ドッペルゲンガー)」。こうして振り返ると居なくなった人達に思いを馳せる物語ばかりだ。 印象深いのは「砂男」と「二重身」だろうか。「砂男」については事件の真相にも驚いたが、一番印象に残るのは旦那の父親だった。二作目の「名も無き毒」の原田いずみの父親もそうだったが、ああいうそもそもの性質として加害性の強い子供を持ってしまったら親として一体どうしたら良いのか、苦しいだろうなと辛くなった。 「二重身」についてはとにかく犯人が最低だった。姑息な犯行を卑怯にも多くの人が苦しんだ震災を隠れ蓑にし、その後も犯罪で得た利益で女の子に言い寄ろうとしているというのがひたすらにたちが悪い。しかも被害者は犯人がお世話になっている人でその女の子は被害者にとって特別な子だったというのに、その狭い関係性の中で特段葛藤する様子もなく平然としているのがまた信じられない。普段は犯人に対して理解出来ないと思いつつもここまで嫌悪感を覚えることもあまりないのだが、この犯人に関しては卑怯と姑息が行き過ぎだと感じるから激しい嫌悪感を覚えるのだろうか。本当に胸糞悪い話だった。
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杉村三郎シリーズ4作目。探偵としての再スタートを描く短編集。 離婚と退職を経て、杉村さんが住宅地の一角で古い一軒家を借りて探偵事務所を開くところから始まる本作。これまで杉村さんは大きな組織の一員として、巻き込まれる事件の規模も大きく、否応なしに権力が登場する場面もありました。時に...
杉村三郎シリーズ4作目。探偵としての再スタートを描く短編集。 離婚と退職を経て、杉村さんが住宅地の一角で古い一軒家を借りて探偵事務所を開くところから始まる本作。これまで杉村さんは大きな組織の一員として、巻き込まれる事件の規模も大きく、否応なしに権力が登場する場面もありました。時にはその力に黙らされることもあれば、苦汁を飲みつつ頼らざるを得ないこともあった世界です。今作ではそうした背景がなくなり、扱う出来事がぐっと個人の生活圏に近づいたことで、登場人物が抱える欲望や弱さがより身近に感じられました。スケールが小さい分、人の心の揺れがそのまま物語の重さになっていて、シリーズの新しい側面を見たように感じます。 収録されている4つの物語はどれも“人の心の闇”に触れるような重さがあり、短編ながら印象が強いです。特に「二重身」は東日本大震災直後の行方不明事件が題材で、当時、福島原発がどうなるのかと恐ろしい気持ちでニュースを見ていたことを思い出しました。震災を扱った作品はいくつか読んできましたが、あの出来事は語り尽くされることがないのだと改めて思います。小説を通して時々こうした物語に触れることで、自分があの時感じたことを忘れずにいたいと感じました。
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短編集。ハラハラドキドキとは違うけどじっくり面白い。個人的には、なほこさんがどうしてるのか知りたいので、そんなエピソードも欲しいところ。 三郎さんがどうやって探偵として独立したのかがわかるエピソードが中盤にあるのも、構成としてオシャレな感じ。オムニバス映画見てるみたいなんだよね。...
短編集。ハラハラドキドキとは違うけどじっくり面白い。個人的には、なほこさんがどうしてるのか知りたいので、そんなエピソードも欲しいところ。 三郎さんがどうやって探偵として独立したのかがわかるエピソードが中盤にあるのも、構成としてオシャレな感じ。オムニバス映画見てるみたいなんだよね。地震の話は、たまたま数冊前に読んでた中山七里の「境界線」でもテーマにしてたこともあって、しみじみ読んじゃった。
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