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あのころ、天皇は神だった
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あのころ、天皇は神だった

ジュリー・オオツカ(著者), 小竹由美子(訳者)

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あのころ、天皇は神だった

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フィルムアート社
発売年月日 2018/09/25
JAN 9784845917068

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2024/10/16

戦時中、強制退去→収容所に収監された日系家族のお話。収容される前日に、母がペットを処分したり、荷物を揃えたり、子供たちを諭したり、から始まり、砂漠に近い環境の収容所に入れられる。殺されはしないが、とても生きづらい様子が綴られる。戦後父が帰ってきても、かつての精悍な様子は見られず、...

戦時中、強制退去→収容所に収監された日系家族のお話。収容される前日に、母がペットを処分したり、荷物を揃えたり、子供たちを諭したり、から始まり、砂漠に近い環境の収容所に入れられる。殺されはしないが、とても生きづらい様子が綴られる。戦後父が帰ってきても、かつての精悍な様子は見られず、心が折られたまま低空飛行の毎日を送る。その一連の描写がとてもリアルで、淡々としていて、とてもズンと胸にくるものがあった。日系というだけで抑留されていた時代。日本にも似たような境遇の朝鮮人などがいるが、苦労を目の前に、過去を振り返り、これからも語り継いでいかなければならないと感じた。 p.75 「あそこでいっしょに話してたのは誰?」 「誰でもない」と女の子は答えた。「男の人。お金持ち」女の子はちょっと言葉を切った。 「テッドっていうの」女の子は低い声で言った。「すべてうまくいきますよってお母さんに言いなさいって」 「あの人にそんなことわかるわけないじゃない」

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2024/08/12

「スイマーズ」のジュリー・オオツカの前作。 「スイマーズ」で認知症になるアリス、モデルは作者の母親。 その少女時代を描く。 パールハーバー以後の日系人の苦難。 父親は逮捕連行され、残された妻と子(姉弟)は砂漠の収容所へ。 母親の語り、次は娘、そして息子・・・ 最後は父親。...

「スイマーズ」のジュリー・オオツカの前作。 「スイマーズ」で認知症になるアリス、モデルは作者の母親。 その少女時代を描く。 パールハーバー以後の日系人の苦難。 父親は逮捕連行され、残された妻と子(姉弟)は砂漠の収容所へ。 母親の語り、次は娘、そして息子・・・ 最後は父親。 戦後、帰還後は別人のようになってしまった父。 ・・・え、そこまでしたの!?FBI! 日本軍やナチスと変わらないじゃん。 ・・・この衝撃。 ああ、わたし、甘いな。 何の幻想をアメリカ軍に抱いていたのだろう・・・ 戦争は戦争だね。 どこの国もすることは同じ。 人を狂気に走らせる、

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2024/07/15

登場人物に名前がないし、心理描写もない。 事実だけが淡々と端正に鮮やかに綴られていて、かえって怖さや苛烈さ、理不尽さが際立つ。 モデルは著者の祖母の一家だが、最後の「告白」の章ではその主語があらゆる日本人収容者になってる。 主人公家族に名前がないことと相まって、強制的に収容された...

登場人物に名前がないし、心理描写もない。 事実だけが淡々と端正に鮮やかに綴られていて、かえって怖さや苛烈さ、理不尽さが際立つ。 モデルは著者の祖母の一家だが、最後の「告白」の章ではその主語があらゆる日本人収容者になってる。 主人公家族に名前がないことと相まって、強制的に収容された人々、帰ってからも差別され排除された人々の話になっている。 どこも、いつでも、こんな風になってほしくない

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