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文明の奥と底 千夜千冊エディション 角川ソフィア文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/08/24 |
JAN | 9784044003586 |


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文明の奥と底
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商品レビュー
3.4
7件のお客様レビュー
※「千夜千冊エディション」は2000年からスタートした松岡正剛のブックナビゲーションサイト「千夜千冊」 (https://1000ya.isis.ne.jp/)を大幅に加筆修正のうえ、テーマ別の「見方」と「読み方」で独自に構成・設計する文庫オリジナルのシリーズです。本書は四章から...
※「千夜千冊エディション」は2000年からスタートした松岡正剛のブックナビゲーションサイト「千夜千冊」 (https://1000ya.isis.ne.jp/)を大幅に加筆修正のうえ、テーマ別の「見方」と「読み方」で独自に構成・設計する文庫オリジナルのシリーズです。本書は四章からなる。第一章「文明と民族のあいだ」ではユダヤ教ができるまで、モーセという神の歴史に立ち会ったユダヤ者の謎をめぐる物語や、その後のユダヤ人の集合離散の悲劇、シオニズム運動からイスラエル建国、イスラエルパレスチナ問題と中東戦争や周囲の国とのゴタゴタを振り返る。またユダヤ教からキリスト教がどのように分派し生まれてきたか、アンチキリストとは何かを語る。第二章「聖書とアーリア主義」では旧約聖書からヨブ記、アーリア人至上主義とナチスドイツ、人種差別と黄禍論についてが印象深い。第三章「東風的記憶」は中国の歴史で、世界4大文明の一つ「黄河文明」よりも最近注目されだした「長江文明」についての考察がなされる。また幻と言われてきた王朝「夏(か)」が、いまや実在可能性がかなり増しているのだそうだが、その夏の発祥について語る。第四章「鏡の中の文明像」は人類史を総まとめして人類5万年のドラマと西洋文明、資本主義とグローバリズムを主なテーマとする。中には数年前読んだジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」や当時話題となったサミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」などの良書も紹介。総じて25冊の書評を読んで、わからないところがありながらもが面白く読めた。この本をきっかけにここで紹介された作家の本を深堀して読んでいけたら読書幅も相当広がるかも知れない。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou34801.html
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『千夜千冊エディション 文明の奥と底』 松岡正剛 2018年 角川ソフィア文庫 遠い昔の、文明と奥と底に隠された 『世の初めから隠されていること』とは何か? 「犠牲」と「強奪」そして「殺戮」。 グローバリズム、飢餓と肥満とWTOの凶行を暴く 千夜千冊エディション。 第一章では...
『千夜千冊エディション 文明の奥と底』 松岡正剛 2018年 角川ソフィア文庫 遠い昔の、文明と奥と底に隠された 『世の初めから隠されていること』とは何か? 「犠牲」と「強奪」そして「殺戮」。 グローバリズム、飢餓と肥満とWTOの凶行を暴く 千夜千冊エディション。 第一章では、 『モーセと一神教』『ユダヤ人とは誰か』『アンチキリスト』 『ユダヤ国家のパレスチナ人』などを取り上げ、 今なお複雑な問題を抱える イスラエルとパレスチナ間の紛争に至るまでの 世界の混乱と欺瞞を読み解いていく。 第二章では、 旧約聖書『ヨブ記』からはじまり、 本書のキーブックとも言える ルネ・ジラール『世の初めから隠されていること』で、 歴史の最初から「犠牲」と「強奪」「暴力」で 始まっていたこと、 それを隠し正当性をかぶせ、 そこに市場と国家、制覇と戦争を 組みあげたことを暴く。 そしてヒトラーのナチスにも 多大な影響を与えた『アーリア神話』、 20世紀初頭に世界に湧きあがった 黄色人種差別について綴られた 『黄禍論とは何か』を取りあげる。 第三章では、 東洋文明の奥へと入り込み、 長江文明の動向から中国大陸の歴史へと 進んでいく。 最終章となる第四章では、 現代におけるグローバリゼーションに焦点を当て、 その問題を浮き彫りにする。 ナヤン・チャンダ『グローバリゼーション』にはじまり、「ゼロ年代の50冊」1位に輝いた ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』、 コンラッド・ローレンツ『鏡の背面』、 そしてWTO(世界貿易機関)の凶行を暴いた ラジ・パテル『肥満と飢餓』を 本書の結びとしている。 文明はその歴史のはじまりから 己の正当性を主張し、美化してきた。 そしてそれに不要なものを奥と底に隠してきたのだ。 そしてその後も文明が権力や資本や技術によって 矛盾を持つようになる。 それは今でも続いている。 いつの日かこれらが白日の元に 晒される日が来るだろう。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ⚫︎目次情報⚫︎ 前口上 第一章 文明と民族のあいだ ジークムント・フロイト『モーセと一神教』 アーサー・ケストラー『ユダヤ人とは誰か』 ノーマン・コーン『千年王国の追求』 バーナード・マッギン『アンチキリスト』 アモス・エロン『エルサレム』 デイヴィッド・グロスマン『ユダヤ国家のパレスチナ人』 第二章 聖書とアーリア主義 旧約聖書『ヨブ記』 ルネ・ジラール『世の初めから隠されていること』 レオン・ポリアコフ『アーリア神話』 ハインツ・ゴルヴィツァー『黄禍論とは何か』 マフディ・エルマンジュラ『第一次文明戦争』 エドワード・W・サイード『戦争とプロパガンダ』 第三章 東風的記憶 徐朝龍『長江文明の発見』 古賀登『四川と長江文明』 宮本一夫『神話から歴史へ』 林俊雄『スキタイと匈奴 遊牧の文明』 第四章 鏡の中の文明像 ナヤン・チャンダ『グローバリゼーション 人類5万年のドラマ』 ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』 フェルナン・ブローデル『物質文明・経済・資本主義』 オスヴァルト・シュペングラー『西洋の没落』 アーノルド・J・トインビー『現代が受けている挑戦』 コンラート・ローレンツ『鏡の背面』 ダニエル・ベル『資本主義の文化的矛盾』 サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』 ラジ・パテル『肥満と飢餓』 追 伸 何が隠されてきたのか ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
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本書で紹介されているものは、古典的名著と大著が多いような気がする。自分で読むのはかなりキツそう。 それにしても正剛さんの読んだ本を関連づけて、アメーバが増殖するかの如く書物の伽藍を構築していく様は素晴らしい。 残念ながら今の自分には本の内容紹介すら理解するのがままならない。
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