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近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本 講談社現代新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2018/08/22 |
| JAN | 9784065129036 |
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近江商人の哲学
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江戸時代。近江国(滋賀県)から全国へ行商をしていった人たちが成功していき、近江商人と呼ばれるようになります。彼らは地方へ商品を運搬していきその場で売りさばき、帰りしなには地方の商品を購入して持ち帰るなどし、またそこで商売をして儲けを上げていった。往路でも復路でも無駄がない商売だっ...
江戸時代。近江国(滋賀県)から全国へ行商をしていった人たちが成功していき、近江商人と呼ばれるようになります。彼らは地方へ商品を運搬していきその場で売りさばき、帰りしなには地方の商品を購入して持ち帰るなどし、またそこで商売をして儲けを上げていった。往路でも復路でも無駄がない商売だったわけです。 そのような業態で考え出された哲学がありました。「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」の考え方です。売り手と買い手がwin-winであるどころか、商売をさせていただくその地域までもがwinとなるのである、というものです。この「世間よし」の部分まで考えるのは、地域にとってのその発展や住みやすさの向上へ繋がるようにすることでしょうし、もっと言えば昨今のSDGsにも通じるものがあるようにも意味を取ることができます。 本書の著者は、滋賀県から大阪や東京へと店舗を展開をしていった和菓子屋「たねや」そして洋菓子屋「クラブハリエ」のトップ。アイデアや創造的な気質を感じさせられる物言いがほんとうに多いです(本書はライターによる聞き書きです)。それも、世間一般の風潮から突き抜けた感すらあるので、僕みたいな小市民からすると、少しばかり「ほんとうかな?」と疑いの気持ちがでてくるくらい。 おっしゃっていることがとても正当であまりにきれいではあるのですが、一歩先の理想に手を伸ばして現実のてのひらのなかにおさめていくようなことをされているのかなあ、という印象を持ちました。とはいっても、泥臭い精進の日々をへて、苦労もされてきていたりしたようです。 僕はそのどこにひっかかっているのか。おっしゃっていることが、本音のようであってもその実として「対外的に言っていることです」という性質が奥底に感じられるからなのかなあ(思い違いかもしれないですけれども)。そんなにきれいに生きられますか? なんていう信じられなさもあるのかもしれない。まあそれだけ、僕自身が社会的にあまちゃんだということなのかもしれませんが。 本書は、タイトルにある「近江商人の哲学」とうよりも、「たねや」の沿革の物語的と表現したほうが的を射ていそうでした。自営業から始まってどんどん大きくなっていく企業物語なのです。だからといっておもしろくないということではありません。他者の経験や人生から学べることの多さを痛感するような手合いの本としても仕上がっていると思います。 商売っていったいなんなのだろう、と根本的なところから考えたい人にはとても向いている内容です。理念的なところから、現場レベルのところまで、筋道が通っています。ただ、こういった会社に入社するとなると、片足だけ突っ込んでいたい、というワークライフバランスでいえばライフの部分を大きくしたい人には向いていないかもしれない。というか、どんな仕事でもそういうところはありますけれども、ワークをライフにするくらいの気構えを強くもっていないと合わなそうではあります。 さて、そんな著者の修業時代のエピソードに雑談的におもしろいものがありましたのでご紹介します。ご飯に日本酒を注いで「これがほんまの酒茶漬けや」という人が出てきたんですよ。こうすると酔いが回りやすいそうです。初耳でしたし、無茶苦茶だなとは思いました。お金のないときにこうしていた、という人間国宝の菓子職人の言です。 では最後にひとつ引用をして終わります。 __________ 実は、近江出身の商人をすべて近江商人と呼ぶわけではありません。近江に本拠地を残しつつ他国で商いをする人だけが近江商人と呼ばれ、「地商い」とは区別されます。つまり、近江商人の全員が「外の世界」を見ている。だから自分のルーツに思いをはせたり、故郷に還元したりするようになるのでしょう。海外に出た日本人が、より日本を意識するようになるのと同じです。(p62) __________ →「たねや」グループは滋賀県に「ラ コリーナ近江八幡」という広大な敷地を持つ店舗を構えているのですが、そこでは木を植えたり田圃を作ったりしていて、最寄りに駅があるのでもないのに年間300万人近くが訪れるそう。また、街並みをガイドする仕事を受け持つ部署が「たねや」にはあるそう。まったく片手間でやるのではないような、正面から取り組んだCSRとも見ることができるのではないでしょうか。 僕の住む北海道には「たねや」も「クラブハリエ」もないのですが、オンラインショップで名物の最中「ふくみ天平」を注文してみたくなりました。こういう本を読むと、すごくおいしそうだ! と思ってしまいますし、興味も喚起されるものです。
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日本全国のデパートなどに展開している和菓子屋「たねや」オーナーによる「たねや」をはじめとした近江商人の思想について紹介した著作。
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和菓子屋というよりも商売人としての生き様が描かれていました。顧客に向き合うことは言うことを鵜呑みにすることではなく、時には教育をする必要があることも学びました。 そのためには自分自身が学び続ける姿勢でいなくてはなりません。たねやでは毎日2時間フリータイムを設けております。仕事以外...
和菓子屋というよりも商売人としての生き様が描かれていました。顧客に向き合うことは言うことを鵜呑みにすることではなく、時には教育をする必要があることも学びました。 そのためには自分自身が学び続ける姿勢でいなくてはなりません。たねやでは毎日2時間フリータイムを設けております。仕事以外に触れる時間を強制的に作ることで新しいアイデアを醸成する良い機会になるからです。Googleでも90分ルールの取り組みがなされているので、強い企業、アイディアが生まれる企業というのは余裕を作ることを忘れないのだと感じました。 また、現場への応援も忘れないのは良い企業だと思いました。大手企業でありがちなパターンは現場の意見、オペレーションを無視したプランが通ってしまい、失敗するということは日常茶飯事です。たねやはその事例がゼロではないと思いますが、本社の人達が現場に駆けつける習慣があれば的外れなプランを立てることは少ないと思います。 やはり、現場と本社がしっかりと連携できている企業は強くなるし、離職率も低いのだなと感じました。
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