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小説の神様 あなたを読む物語(上) 講談社タイガ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2018/08/22 |
| JAN | 9784065125540 |

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小説の神様 あなたを読む物語(上)
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商品レビュー
3.8
32件のお客様レビュー
ライトノベル、売れ筋の本、小説家、小説を書いたノートなど。小説が好きな人間にはたまらないキーワードがちりばめられており、読むたびに心が躍りました。大人しくて、言いたいことがうまく言えない女の子・秋乃の心理描写が繊細で、学生時代の自分に重なる部分が懐かしくて愛おしい。 わたしはこ...
ライトノベル、売れ筋の本、小説家、小説を書いたノートなど。小説が好きな人間にはたまらないキーワードがちりばめられており、読むたびに心が躍りました。大人しくて、言いたいことがうまく言えない女の子・秋乃の心理描写が繊細で、学生時代の自分に重なる部分が懐かしくて愛おしい。 わたしはこの物語がとても好きで、今回は再読だったんですが、やはり胸が熱くなりました。入院前は、自分で小説を書いて、本を作っていたので。真中さんと秋乃のやりとりに心動かされて、また本が作りたい、また小説を書きたい気持ちでいっぱいになりました。主人公が二人いて、売れない小説家の男の子とライトノベルが好きな女の子とで、作家と読者という別視点から物語を語ってくれるところも、とても面白くて気に入っています。 わたしは自分で読みたい本を書店の棚や図書館の棚から見つけて読むことが楽しい人間なのですが、それでも、書店で大展開している売れ筋のライトノベルなどを見て、読んでみたいな、と新しい作品を仕入れてくるので。読者の大多数は、「売れているから、流行っているから読む」「運のいい作品だけが読んでもらえる」という一文には、少し頷けるものがありました。 千谷君たち小説家のシビアな視点もとても参考になり、面白い一方で、罵詈雑言のコメントしか来ない、悪評ばかり、という一文に悲しくなったりもしました。感想って、難しいな、と。自分にとって面白くなかった、その本で感じた思いも、書きたいし、読書感想として読みたいし。一方で暴言ばかりが並ぶというのも、苦しいなと思いました。面白かった作品には必ずファンレターを送るようにしたい、と新しい便箋も買ってきちゃいました。 病気になり、人生が深刻な中で読む物語というのは、どこか軽くて、人の心を動かす力があるとは、言い切れないけれど。人生を労り支えるものとしてなくてはならない大切な娯楽であるとも感じました。売れ筋の本と、ライトノベルを読みたくて心が熱くなる素敵な作品でした。下巻に行きます。
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ふたりの後輩・成瀬秋乃が視点人物にがっつり加わり、友人関係のすれ違いや見え隠れするスクールカーストなど、おそらく作者が無視できない(それを軽視したり書き漏らすことはあってはならないと考えているだろう)テーマも内包しつつ、前作以上に「物語の力とは」をじっくり考えてしまう『小説の神様...
ふたりの後輩・成瀬秋乃が視点人物にがっつり加わり、友人関係のすれ違いや見え隠れするスクールカーストなど、おそらく作者が無視できない(それを軽視したり書き漏らすことはあってはならないと考えているだろう)テーマも内包しつつ、前作以上に「物語の力とは」をじっくり考えてしまう『小説の神様』続編。 …本作を読むとこういうレビューも考えなしにテキトーにするもんじゃあないなと思うなどする。
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好きな作家さんのシリーズ2作目。 子供の時から年に百冊前後だから、結構な小説を読んだと思うけど、いつもその小説から滲み出てるものを汲み取って咀嚼しようとはしてる。そう言う読者ばかりでもなく、そもそも読む人も減っている現状で、とても息苦しい話ではあります。 本から感じたものは、今の...
好きな作家さんのシリーズ2作目。 子供の時から年に百冊前後だから、結構な小説を読んだと思うけど、いつもその小説から滲み出てるものを汲み取って咀嚼しようとはしてる。そう言う読者ばかりでもなく、そもそも読む人も減っている現状で、とても息苦しい話ではあります。 本から感じたものは、今の自分を形づくり、支え、周りを彩ってるから、こう言う小説が好き。
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