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赤道 星降る夜 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2018/08/07 |
JAN | 9784094065480 |
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赤道 星降る夜
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
多額の借金を背負い企業に追い詰められ、自殺を図った達希。幽霊の祖父、勉に助けられる。借金の肩代わりをしてもらうことになった達希は、祖父と一緒にボルネオに人探しに行くことになった。 現代と終戦間近の昭和17年のボルネオ=カリマンタンが交互に書かれ、人探しとある事件が明らかになる。 ...
多額の借金を背負い企業に追い詰められ、自殺を図った達希。幽霊の祖父、勉に助けられる。借金の肩代わりをしてもらうことになった達希は、祖父と一緒にボルネオに人探しに行くことになった。 現代と終戦間近の昭和17年のボルネオ=カリマンタンが交互に書かれ、人探しとある事件が明らかになる。 企業内競争に疲れ自殺を図る達希。生きていた頃は苦手な相手の祖父.勉とボルネオで会った雪音の3人が人探しをしながら「自分が何を求めているのか」も探していく。達希は会社から守られず、勉は国や軍から守らなかったんだよね。だからこそ、「この国の偉い人間たちが、昔からやってきたことだ。」に繋がる。「つまらない理屈をこねている暇があったら、自分をはめた上司を相手取ることを考えろ。」p112と達希に伝える。勉が関わった事件も軍から命令されたこと。だけど達希よりも重いと思う。人探しが終わって達希や雪音も色んな世界や考えがあると気がついて良かった。
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反戦小説。 解説者の堀口ミイナさんも書いていたが、涙する人が多いというが泣けなかった。涙を流してよしとしてはいけない、目をしっかと開いて受け止めねばならないと感じたから。 読み進めるのが辛くてやめたくなるシーンもあった。 夫妻は、死ぬべき人ではなかった。死ななくていい人たちが殺さ...
反戦小説。 解説者の堀口ミイナさんも書いていたが、涙する人が多いというが泣けなかった。涙を流してよしとしてはいけない、目をしっかと開いて受け止めねばならないと感じたから。 読み進めるのが辛くてやめたくなるシーンもあった。 夫妻は、死ぬべき人ではなかった。死ななくていい人たちが殺された。敵も味方も。そしてのうのうと生き延びた人もいた。 繰り返さぬよう、知らなければならない。忘れてはならない。考え続け、行動しなければならない大事なことがある。 読めてよかった。
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前情報も無く「古内作品」として読み始めました。 目を逸らしたくなる様な戦時中の描写がリアルに描かれ、読み進むのに時間がかかりましたが、その先にある「伝えたい事」を伝えようとする物語の力に導かれて最後までしっかりと読ませていただきました。
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