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交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2018/07/27 |
JAN | 9784140817513 |
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交雑する人類
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
面白いです! 初等中等教育ではおそわることがまだない、人類史の最新の知見が述べられています。文字としては記録が残っていない「神話」の時代をDNA分析で探究するという興奮の試み。 印象的であったのは、インドの成り立ちと、ストーンヘンジへの推察。 発行から時間を経ているので、その後の...
面白いです! 初等中等教育ではおそわることがまだない、人類史の最新の知見が述べられています。文字としては記録が残っていない「神話」の時代をDNA分析で探究するという興奮の試み。 印象的であったのは、インドの成り立ちと、ストーンヘンジへの推察。 発行から時間を経ているので、その後の研究成果を反映した改訂版を期待します。 通しで全編を丁寧に読むのは時間を要するので、忙しい方は、興味を抱く章だけを読むことがおすすめ。
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現世人類とネアンデルタール人が交雑していたというのは現代では有名な話だが、それを明らかにしたのは「古代DNA分析」という研究分野。その第一人者である著者が、古代DNA分析の仕組み、ヨーロッパ、インド、アメリカ、アジア、アフリカの各地域に住む人々の由来に関する最新の仮説、そして集団...
現世人類とネアンデルタール人が交雑していたというのは現代では有名な話だが、それを明らかにしたのは「古代DNA分析」という研究分野。その第一人者である著者が、古代DNA分析の仕組み、ヨーロッパ、インド、アメリカ、アジア、アフリカの各地域に住む人々の由来に関する最新の仮説、そして集団間の遺伝的差異(優劣)という極めてセンシティブな問題に対してどう向き合うべきかを論じる一冊。 人類が進化の樹形図のように枝分れして進化してきたという直感は実は誤りであり、現世人類を含む様々な人類がお互いに交雑を繰り返して現世人類に至っているという。「集団間の実質的な差異の発見という避けられない未来への正しい対処は、差異があっても(集団ではなく個人に注目することで)わたしたち自身の振る舞いはそれに左右されるべきではない」と説く。
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読了。 文字通り日進月歩、次々と新説が登場するこの分野。本書は仮説や推論を極力排し、古代人全ゲノム解析結果というエビデンスを徹底的に拠所とする点が新しい。めちゃくちゃ面白いのだが、エビデンスを徹底的に重視するというストイックさ故、読み物としては余りにアカデミックで(笑)、咀嚼には...
読了。 文字通り日進月歩、次々と新説が登場するこの分野。本書は仮説や推論を極力排し、古代人全ゲノム解析結果というエビデンスを徹底的に拠所とする点が新しい。めちゃくちゃ面白いのだが、エビデンスを徹底的に重視するというストイックさ故、読み物としては余りにアカデミックで(笑)、咀嚼には相応の覚悟とカロリーが必要。人類はアフリカで誕生して、ユーラシア大陸を経由して世界中に拡散した、という定説に対しても、実は斯様な単純な旅路では無かったとDNA鑑定結果から反駁している。一日1歩三日で3歩、3歩進んで2歩下がる、人生はワンツーパンチ…、人類の苦闘の歴史がきちんとDNAに刻まれるという事実に、人智の及ばない意思を感じるのは私だけか。
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