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「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護
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「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護

エマ・マリス(著者), 岸由二(訳者), 小宮繁(訳者)

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「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2018/07/16
JAN 9784794223425

「自然」という幻想

¥990

商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2026/01/18

自然保護の新しい形を提示する、とても今っぽい本。 「手つかずの自然などない」っていう具体例がどんどん出てくるから、読んでて飽きなかった。引用文献もたっぷりで助かる。 作者の主張の攻めっぷりが素敵。伝統的な自然保護と相反するところ、わくわくするなあ。証拠を示しながら論を展開する...

自然保護の新しい形を提示する、とても今っぽい本。 「手つかずの自然などない」っていう具体例がどんどん出てくるから、読んでて飽きなかった。引用文献もたっぷりで助かる。 作者の主張の攻めっぷりが素敵。伝統的な自然保護と相反するところ、わくわくするなあ。証拠を示しながら論を展開するから、主張に無理は感じなかった。 少し物足りなかったのは、欧米の事例だけで話が進むところ。対比として、アジアの自然観・自然保護の本も読みたくなったな。 (最終的にIPBESの「Nature's Contributions to People」みたいな話になるところに、現代の欧米の潮流はこれなんだなあとあためて感じた)

Posted by ブクログ

2025/11/10

 「自然」とはなんなのだろうか?最近、そういった疑問をもっていたところ、本書に出会いました。  手つかずのいわゆる「ワイルドな?自然」こそが、ホンモノの自然だろう、とぼんやりと今まで思ってきていましたが、著者のいう自然の定義は、かなり先進的なもので驚きました。  曰く、「自然...

 「自然」とはなんなのだろうか?最近、そういった疑問をもっていたところ、本書に出会いました。  手つかずのいわゆる「ワイルドな?自然」こそが、ホンモノの自然だろう、とぼんやりと今まで思ってきていましたが、著者のいう自然の定義は、かなり先進的なもので驚きました。  曰く、「自然を「かくあるべし」と限定してきた過去の自然保護のあり方を批判」しており、「自然をもっと多面的なものととらえ直して、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案」しているのが、著者のエマ・マリスさんです。  一言でいえば、ヒトの手を加えた管理的自然を推し進める活動家、といった感じでしょうか。 認めるか否かにかかわらず、人類はすでに地球全体を管理しているのだから、意識的、効率的に管理を進めて、人類自らの役割を引き受けてゆかなければならないと主張されています。  私は、非常にラディカルな意見だと思ったので、一歩引いて考えてみました。  思えば、西洋人が開拓した土地ごとにあらゆる自然が破壊されたという面もあるのではないかと思ったりして、東洋人としては、そこに加担していくことは、抵抗を感じるものがあるなといま思っています。  例えば、ハワイの自然は、数百種にのぼる固有種の多くは希少種で、絶滅の危機にあります。 生態学者たちが戻すべき基準としての過去の「自然」をどこに設定するか議論されてきましたが、この群島について著者は、基準とすべき過去をジェームズ・クック船長がハワイ島に上陸した1778年に設定するのでもなく、当地にすでに1000年は暮らしていたポリネシア人たちが大規模に改変し導入したタロイモ、サトウキビ、豚、鶏、 ネズミなどが生息し、入植以来すでに少なくとも50種の鳥が狩猟によって絶滅した半ば人工化された景域を基準としてもいいものなのだろうか?と問いかけてきます。  それは、理屈では分かる話ではあるんだけど、西洋人の開拓(破壊)や、均一化の強力さをうっちゃっていないですかと、門外漢の素人考えですが、私には思えてなりません。  その後、H・D・ソロー(『ウォールデン森の生活』の著者!)の曝露話や、ウィルダネス(野生wilderness)・カルトの危険性、更新世再野生化(ヒトが神を演じる)の話とたたき込んでくるのですが、なんともまあ西欧的というか・・・。おいおいちょっと待てよと思ってしまいました。  日本の庭園規模の創造力でも十分なくらい自然は感じられると思うのですが、エマ・マリスのいう自然は、イエローストーン国立公園などの大規模な自然であることも論旨の元になっているとは思いますが。(思えばハワイ諸島もその規模ですし。)  面白く読めたのは、1967年まで海中にあった保護干拓地「オーストヴァールデァスプラッセン」というオランダの自然保護区です。 アムステルダムからすぐなのに、野生のコニックウマの群れがいたりして、ドキュメンタリー映画にもなっています。  ですが、あとは、「種の管理移動」だの「ディープ・エコロジー」だの「生態系サービスを最大化」だのと、全く共感できませんでした。  本書は最後に、自然保護7つの目標、を掲げておられます。 <自然保護7つの目標>p270~ 1、人間以外の生物の権利を守ろう 2、カリスマ的な大型生物を守ろう 3、絶滅率を下げよう 4、遺伝的な多様性を守ろう 5、生物多様性を定義し、守ろう 6、生態系サービスを最大化しよう 7、精神的、審美的な自然体験を守ろう  うーむ、、、読み返してみてやっぱりなんとも壮大な「自然保護」だなあと私は思いました。 そりゃあエコロジー問題は、そうもいってられない時代ではあるとは分かってはいるものの、抵抗感がどうしてもわいてくる、そんな本書の読書体験でした。モヤモヤ・・・。 (追記ですが、後日「ランドスケープ」に関する本を読もうと思い至りました。それなら著者の主張も受け入れられるかもなと思いました。)

Posted by ブクログ

2025/01/08

本文を読んでいる時に感じていた「里山の位置付けは?」の想いが訳者後書きにそのまま出てきたのでびっくり!翻訳の労を取られた岸有二さんの著書に挑戦します。

Posted by ブクログ