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古生物学者、妖怪を掘る 鵺の正体、鬼の真実 NHK出版新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2018/07/10 |
JAN | 9784140885567 |
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古生物学者、妖怪を掘る
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古生物学者、妖怪を掘る
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商品レビュー
3.7
21件のお客様レビュー
妖怪や民話の類は、当時の人なりにわからない事象を理解しようとした足跡でもあり、ユーモアでもあると思う。 一欠片の真実が含まれているかもしれない浪漫と、わからないなりにわかろうと工夫した結果生まれた話の面白さ、この二つの魅力がある。 筆者は真面目に全力で遊ぶタイプの方のようだ。 ...
妖怪や民話の類は、当時の人なりにわからない事象を理解しようとした足跡でもあり、ユーモアでもあると思う。 一欠片の真実が含まれているかもしれない浪漫と、わからないなりにわかろうと工夫した結果生まれた話の面白さ、この二つの魅力がある。 筆者は真面目に全力で遊ぶタイプの方のようだ。 本作では、古生物学者の視点から丁寧に可能性を拾いつつ荒唐無稽で夢のある仮説を披露している。 この点が、非常に面白かった。
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- ネタバレ
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X(旧Twitter)のタイムラインでたまたま見かけて面白そうだなと思って読んでみました。 鬼からツノについての考察、鵺の正体は巨大レッサーパンダ説、一つ目とゾウの関係など、古文献を材料として古生物学的見地から真剣に導き出される仮説。 とても面白かったです。
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古生物学の科学的見地から、妖怪のルーツを探る。 第1章 古生物学者、妖怪を見なおしてみる 第2章 古文書の「異獣・異類」と古生物 第3章 妖怪古生物学って役に立つの? 参考文献、図版の出典一覧有り。 古生物学的視点で、古い文献に記載された不可思議な生物や 怪異について、読み解き、...
古生物学の科学的見地から、妖怪のルーツを探る。 第1章 古生物学者、妖怪を見なおしてみる 第2章 古文書の「異獣・異類」と古生物 第3章 妖怪古生物学って役に立つの? 参考文献、図版の出典一覧有り。 古生物学的視点で、古い文献に記載された不可思議な生物や 怪異について、読み解き、その謎や正体について、探る。 ツノのある生物は、ほぼ草食。では何故、鬼にツノ? 『平家物語』や『源平盛衰記』に登場する、鵺の正体は? 一つ目の妖怪、竜骨、大蛇骨の正体は? 『信濃奇勝禄』を読み解き、特徴の詳細な記述から生物を考察。 『雲根志』『怪石志』から化石を考察。 なるほど~。 日本列島って広いし、大陸と繋がっていた太古もある。 ゾウの化石があれば、クジラの化石だってある。 化石や実物を見たこともない骨って、当時の人々からすれば、 わからないから、妖怪とか化け物の骨と考えてしまうかも。 遠い過去に渡ってきた大型のレッサーパンダが山奥深く棲み、 里に下りてきて、わけわかんないから妖怪?なんてことも、 もしかしてあるかもしれない。 現代だって、ある生物の絶滅が話題になることから、 遥か過去に存在し、時代を経て絶滅した生物もいるかも。 その妖怪の姿が詳細に記された古文書の数々や骨、化石の 正体を探る、江戸時代の本草学者や文化人たちのように、 現代の古生物学の科学的見地で探っていくのは、面白い。 更に、異文化の専門家も巻き込み、妖怪を掘る妙味。 「荒俣宏妖怪探偵団」の一員だけあって、 知的遊戯と嘯いても、ガチに本気な研究になっていますね~。
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