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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2018/07/13 |
| JAN | 9784065119433 |
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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた
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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた
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商品レビュー
3.6
82件のお客様レビュー
ようやく気づきましたが、多重解決ものが好きです。 その中でも群を抜いてロジカルなのではないでしょうか。 推理の否定の材料と思われるところにマーカーを引いて読み進めてみましたが、全く想像もしていなかったところに、材料が隠れていたりしました。 こちら、なんとか続編出ませんか…?
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前作を知らずに手に取ってしまった。 よくある犯人を暴くミステリとは異なる書き口で新鮮だったけど、登場人物たちの推理?屁理屈?がどんどん展開されるのについていけず没入しきれなかった。 わたしの処理能力の問題かも。前作も読んでみよっと。
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【短評】 特定の物語を「摂取」したいと渇望することがある。 文章なのか、キャラクタなのか、はたまた巧緻に富んだトリックなのか、私の脳髄を心地良く刺激するものが何かは判然としないが、井上真偽の「その可能性はすでに考えた」シリーズが、私にとって、そうした何かを有する作品であることは間...
【短評】 特定の物語を「摂取」したいと渇望することがある。 文章なのか、キャラクタなのか、はたまた巧緻に富んだトリックなのか、私の脳髄を心地良く刺激するものが何かは判然としないが、井上真偽の「その可能性はすでに考えた」シリーズが、私にとって、そうした何かを有する作品であることは間違いないようだ。 浸るように、飲み干すように、貪るように一気読みである。嗚呼、大好き。 青髪の探偵・上苙丞(うえおろじょう)は、とある事情から「奇蹟」の存在を実証せんとしている。今回の事件は「飛び石殺人」。聖女伝説が残る地で行われた婚礼において、同一の盃を回し飲みした者のうち、3名(および犬1匹)が毒死した。全員が酒盃に口を付けたという状況において、標的のみを毒殺することが可能なのか。 様々な推理仮説が乱立する中で、探偵は告げる。さあ、皆様ご唱和ください。 「その可能性はすでに考えた」 前作と比較して、エンターテインメントとして一段階上にあったと思う。 特に「第一部」から「第二部」に至る鮮やかな転換がお見事。横溝正史的な日本家屋から一転する新たな「舞台」に目を見張るとともに、探偵の「奇蹟」に縋らざるを得ない状況を作り出す技巧に舌を巻いた。キャラクタの動かし方も心得たものであり、私のお気に入りであるフーリンも含め、各人に見せ場が用意されており、見応えがあった。本筋と殆ど関係ないが、リーシーの踵落としは美しかった。 前作の不満点であった「難解さ」もある程度改善しており、ある種の共通認識を前提に、如何に毒を飲ませるかに収斂することで、パズル的な面白さを出せていたと思う。 さりとて満点評価に至らなかったのは何故か。 メタ的な観点で恐縮だが、ミステリィ好きの心構えとして、本作のようなパズル的な事件について「奇蹟でした」では満足出来ないのである。超常ではなく論理による解決をはなから期待してしまっているのである。無理を承知で「奇蹟でも良いか」と思えるような雰囲気を纏った事件を期待してしまう自分がいる。それが出来れば、前人未到の名作が誕生することを予感している自分がいる。 好意と期待が綯い交ぜとなり、やや乱文となったが、愉しい読書でございました。 【気に入った点】 ●突如として呈示される意外過ぎる「犯人」。「ほぇ!?」と声が出てしまった。そこからの怒涛の展開は、冷静に考えると結構ギャグめいているのだが、探偵物の舞台は外連味が効いている程に映えるものなのだ。 ●矢っ張りフーリンが好きなのである。彼女が語り手である限りにおいて、私はこのシリーズを継続することを止めないと確信した。地の文に癖がある方が好みなのかしらと、自分を分析すること少々。 【気になった点】 ●改善されたとは言え、難解さは否めない。図解や場合分けを駆使して整理してくれるので、脱落することはなかったのだが、要所要所において頭脳をフル回転させ続けることを強いられる(そうしないと字が滑る)というのは、本シリーズの構造的弱点の一つだと思う。 「砂上楼閣もここまで林立すれば壮観だ」とは本著を評した綾辻行人の言葉。然り。 次の作品も楽しみにしている。え、刊行されていない!? そんなご無体な!!
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