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世界の果てのこどもたち 講談社文庫
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世界の果てのこどもたち 講談社文庫

中脇初枝(著者)

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世界の果てのこどもたち 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2018/06/14
JAN 9784062939027

世界の果てのこどもたち

¥660

商品レビュー

4.4

47件のお客様レビュー

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2026/09/13

戦時中の満洲でほんの一瞬すれ違った日本に縁のある3人の少女たち。それぞれの戦中戦後を生き抜く姿は、あまりにも苦しいが力強さも。 少しだけ、パール・バック『大地』に通じる雰囲気を感じました。 最終盤、それまでの丁寧な描写から、物語の展開が急ぎ足に感じてしまう点のみ残念に思いました。

Posted by ブクログ

2026/03/25

素晴らしい作品だ。 本書は、戦時中の満州で、全く異なる境涯の3人の女の子たちが出会うところから始まる物語。 戦争の過酷さ、無慈悲さが彼女たちを翻弄する。 しかし、それでも本作は、生きる希望の物語だ。 高知の貧村から、「分村」政策により開拓移民として家族と共に満州に渡った珠子。...

素晴らしい作品だ。 本書は、戦時中の満州で、全く異なる境涯の3人の女の子たちが出会うところから始まる物語。 戦争の過酷さ、無慈悲さが彼女たちを翻弄する。 しかし、それでも本作は、生きる希望の物語だ。 高知の貧村から、「分村」政策により開拓移民として家族と共に満州に渡った珠子。 皇民化政策により日本の教育を受け、満州に移住した美子。 横浜の裕福な貿易商の家庭に生まれ、ほんの少し満州を視察旅行しただけの茉莉。 この3人が一緒にいたのは、少女の頃の本当にいっときだけ。 だが、その時の記憶が、彼女たちのその後の過酷な人生を生きていくともづなとなる。 本書には、幾度となく「記憶」が出てくる。 私が生まれてくることを喜んでくれた人たちの記憶、幼い頃に一緒に暮らした記憶、愛してくれた記憶、懐かしみ、再会を待ち望んでくれていた記憶… どんなに人生が過酷でも、誰かを想う気持ちや、誰がに想われていることが、生きていくよすがになる。 人は、人に想われることで、その人の記憶の中に刻まれることで、生かされる。生きてきて良かったと思える。生きていこうと思える。 本書の特徴の一つは、徹底的なリアリズムにある。 筆致は抑制の効いた文体で、読者の感情を煽ることはない。淡々と、出来事が記されていく。 また、満州や、そこで生きた人たちの戦時中や戦後の生活についても徹底的に調べ抜いたのであろうと感じさせる、自然かつ詳細な描写が全編にわたる。 本書の登場人物の人生が、単なる作り話とは思わせない力がある。 だから、読んでいて辛い箇所も多い。 でもだからこそ、本書に満ちる希望のこともまた、信じることができる。 人生で読むべき一冊を読んだと、素直にそう思う。

Posted by ブクログ

2026/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

茉莉が戦争体験を通して弱い立場の人の心を理解できるようになり、不遇な生まれの子どもを大切に育てていく姿に胸をうたれた。 一方で、こんな辛い体験をせず、当たり前に自分の幸せを追求して幼い頃の夢(お嫁さん)を叶えて欲しかったという気持ちも強く残った。

Posted by ブクログ

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