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雲と鉛筆 ちくまプリマー新書300
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2018/06/05 |
| JAN | 9784480683250 |

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商品レビュー
4
35件のお客様レビュー
黒と白の間にある百通りの鼠色を愛することが粋だと捉える美学。 グレーゾーンというと曖昧さやマイナスな捉え方をされるけど、白黒はっきりさせないことを美しいと愛でるのだ。 トリッキーな名前と人格を持つ登場人物が今回も多いのでこれこれ〜と思いながら吉田さんの世界観を堪能しました。
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『ぼくは、たったいま遠い街から帰ってきた。何冊か本を買い、あまり甘くない菓子と、めずらしい文房具も買ってきた。これからしばらくのあいだ、遠い街に出かけるのは控え、これまで考えてきたことのつづきを考えてみたい。それで何か思いつくことがあったら、いつものこの青いノートに書いてみよう』...
『ぼくは、たったいま遠い街から帰ってきた。何冊か本を買い、あまり甘くない菓子と、めずらしい文房具も買ってきた。これからしばらくのあいだ、遠い街に出かけるのは控え、これまで考えてきたことのつづきを考えてみたい。それで何か思いつくことがあったら、いつものこの青いノートに書いてみよう』―『第一章 遠い街から帰ってきた夜』 あとがきによれば作者の吉田篤弘は雲に魅せられているのだという。そう言われてみればこの作家の書くものは雲のように捉えどころが無いのかも知れない。嘘と真の区別がつかないと言い換えることも出来るけれど、掴みどころがないという方がしっくりとする。ここに居るようで実は居ない、主人公は作家の心情を吐露しているようでもあるけれど、そう思わせているだけなのかも知れない。そんな思いにいつも絡め取られる。そんな思いを突き詰めていくと、何故か喪失感に行き当たる。あるいは儚さと言うべきか。頭の中でハンバートハンバートの「おなじ話」が鳴り出してしまう。 いつもにもまして、喪失感に苛まれる本書だが、その喪失感は不思議と明るさを伴っている。雲の消えていくのを悲しいとは思わないのと同じ感覚。そしていつも以上に主人公と作家自身の重なり度合いが強いようにも思える。もうこれはほとんどエッセイと言って良いような作品だ。だからと言って、この「遠い街」が神保町だろうとか、そんな風に現実をそこに見い出せると言いたいわけではもちろんない。そうではなくていつも以上に吉田篤弘的だなと思うということ。 あとがきまで含めて書いてあることの意味を正面から字義通りに受け止めて良いのかどうか迷うのが吉田篤弘の本なのだけれど、そしてそれはどんなにナイーヴなことが書かれていたとしても注意深くなる必要があると思っているのだけれど、本書に関してはこちらもナイーヴに読むしかないのかなと、妙な観念をするのだった。
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表紙は多分雲の絵。ぐしゃぐしゃとした感じがいい。味がある。雲の中に、吉田篤弘さん曰く「我々が失くしてしまったと思い込んでいたもの」が、すべてまぜこぜになっている感じが、表現されているように思えた。ちなみに挿し絵も吉田さん作だった。 第一章の「僕」は石階段を180段上ったところに...
表紙は多分雲の絵。ぐしゃぐしゃとした感じがいい。味がある。雲の中に、吉田篤弘さん曰く「我々が失くしてしまったと思い込んでいたもの」が、すべてまぜこぜになっている感じが、表現されているように思えた。ちなみに挿し絵も吉田さん作だった。 第一章の「僕」は石階段を180段上ったところにある屋根裏部屋に住み、本を読む生活。時おり飲む苦いお茶。鉛筆工場の2B部勤務。あっという間に物語の設定に惹かれた。僕が考えることは、ゆっくりと噛み砕いて心に停めておきたいことだった。人の思いを手でかかなければならない理由は、吉田さんらしく、思わず自分の指先を眺めてしまった。 第二章では、「人生は、」とすぐに語り始める彼とのやりとり。そして、理容師のバリカンとジュットクのやりとり。両方とも面白かった。 壊れたものも見方を変えれば、ただ壊れたものではなくなる。僕のお姉さんのように違った見方ができる柔らかな感情をもつ人は素敵だなとも思った。 そう言えば、文中で「四十八茶百鼠」という言葉が出てきたときに、『百鼠』もまだ読んでいないことを思い出した。吉田さんの本は、まだまだ読んでいないもののほうが多い。1冊ずつ丁寧に読んでいきたいと思っている。 第三章は絵について語っているうちに、手について書かれた本について語られる。ジュットクのように要領よくしなくても、僕のこれからは、なんだか楽しくなるような気がした。 ちくまプリマー新書の300冊目。雲を眺めて色々と思いを巡らせてみたくなる1冊だった。
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