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どもる体 シリーズ ケアをひらく
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どもる体 シリーズ ケアをひらく

伊藤亜紗(著者)

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どもる体 シリーズ ケアをひらく

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 医学書院
発売年月日 2018/06/01
JAN 9784260036368

どもる体

¥1,540

商品レビュー

4.3

42件のお客様レビュー

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2024/03/24

吃音 という言語障害を詳しく分析し、体系的に書き記した本。 その分野の素人にも非常に分かりやすく、表記の絵もコミカルかつダイレクトでインパクト大だった。 吃音の1つ、連発を如実に言い表した、 P71の 「言葉じゃなくて肉体が伝わってしまう」これは秀逸。 また、周りからも吃って...

吃音 という言語障害を詳しく分析し、体系的に書き記した本。 その分野の素人にも非常に分かりやすく、表記の絵もコミカルかつダイレクトでインパクト大だった。 吃音の1つ、連発を如実に言い表した、 P71の 「言葉じゃなくて肉体が伝わってしまう」これは秀逸。 また、周りからも吃っているのが分かりやすい連発を隠すために意識した結果、難発を会得するというプロセスはその通りだ。 吃りたくないから言い換えをする。連発になりたくないという思いが難発を引き起こす。 P101 「ひとつの現象が症状であり、かつ対処法でもある」 その通りだ。 吃音者は歌や一定のリズムに乗っている時は不思議と吃らない。 「口が走っているところに言葉を乗せていく」P169 表現がズバリ的確。 言いたい言葉を言おうと口を動かすのだが声が出てこない。 しかし最初の一音が出れば後はスラスラ言えるのだから、いかにスムーズに口を走らせるか。 息を吸い込み肺を膨らませ、ゆっくり息を吐きながら、音を出す。 自分なりに言いやすい方法を探し出したとしても、それが永続的に有効かと言われればそうではない。 P205 工夫に苦しめられる人もいる。 「句風が牙を剥く」 そうだ。 優しく手を広げて迎え入れようとしても、私の中の吃音は暴れ、牙を剥いて襲いかかるのだ。 三島由紀夫「金閣寺」の 吃音者の発話困難時の描写 鍵を開け、錆を落としてから扉を開ける。 が腑に落ちた。 これほどにまで吃音のメタファーはないのでは? 読んでみたい。 そして、自分が死ぬまでに吃音をマシにさせたいと思いつつ、上手く付き合っていく方法を模索している自分であった。

Posted by ブクログ

2024/01/21

言葉の代わりに体が伝わってしまう。 うまく言えないのですが、もし大人になって初めて鏡を見た人がいたら、こんな気分なのかもしれない、と思いました。なるほど、こうなっていたのか!それまであまりに当たり前すぎて、よくわからなかったことを、ズバリ言い当てられたような気がしました。

Posted by ブクログ

2023/03/18

言葉を発することを分解して、意識する。連発の”言葉じゃなく肉体が伝わってしまう”。体と心との折り合いをつける。”書かれたとおりに読むことの拘束性”。音読。本を読むことは徹底的に拘束されていることなのか。本を読むことは徹底的に拘束されていることなのか。

Posted by ブクログ

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