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謝るなら、いつでもおいで 佐世保小六女児同級生殺害事件 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2018/05/27 |
| JAN | 9784101214610 |
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謝るなら、いつでもおいで
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商品レビュー
4.3
32件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は二部構成となっている。前半は事件全体に関して、事件の経緯、発生後のメディアや裁判の動向、犯行動機の解釈、社会に与えた衝撃、そして被害者少女、被害者家族、加害者少女に対する描写などが含まれている。 あまりにも若い犯罪者、およびこの事件の背後に潜むネット社会の現状は、世間に強い衝撃を与えた。法律や教育の関係者は前例のない状況に頭を悩ませた。しかも、法律上の未成年保護により、事件後にすばやく少女が保護施設に送られたため、彼女の本当の気持ちを窺い知ることが困難である。たとえ判決が出されたとしてもそれは一つの解釈にすぎず、犯行動機については依然として答えが出てこない。 被害者家族が直面したのは娘が亡くなった現実だけでなく、事件後に段々明らかにされた娘生前の学校生活や苦悩が、さらに彼らを自責の念に駆り立てた。加えて、加害者少女が赤の他人ではなかったことも、加害者に対する感情をより複雑化するのである。 また、報道関係者の一人として、メディアと関わりたくないと思いながらも、ジャーナリズムの倫理のもとで選択を迫られた。本書の著者も被害者家族と深い交流があったため、取材を進める中で常に葛藤を抱えていた。 後半は裁判終了後、被害者少女の父、加害者少女の父、そして被害者少女の兄の三人へのインタビューである。裁判の終結により、事件は一区切りついたように見えるが、事件の中心にいた人々にとって、これは終わりではない。現実世界は終わらない。本書は事件の記録のみならず、双方の言葉と思いも書き記している。大人たちがたくさんの悩みと悲しみを背負って娘を思い出す。読んでいていろんな場面に胸が締め付けられる。 しかし、本書の目的は非難や憎悪ではない。「時が最良の薬」を改めて伝えることでもない。家族は諦めていない、手放してもいない。大切なものを失った悲しみを背負って、そして未来への希望を託して、当時の少女にこう話しかけた:「謝るなら、いつでもおいで」。これは優しい許しではなく、これは、彼女が未来へ進む際に、逃げてはいけない第一歩なのである。
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ブックガイドなどでおそらく複数回目にし、長らく積読状態で読めていなかったもの。個人的に惹かれがちな事件ノンフというのもあるけど、実に惹き込まれる内容。前半の、著者懇親のルポルタージュも読みごたえたっぷりの会心の出来だけど、何といっても後半のインタビューが身につまされる。タイトルも...
ブックガイドなどでおそらく複数回目にし、長らく積読状態で読めていなかったもの。個人的に惹かれがちな事件ノンフというのもあるけど、実に惹き込まれる内容。前半の、著者懇親のルポルタージュも読みごたえたっぷりの会心の出来だけど、何といっても後半のインタビューが身につまされる。タイトルもここで出てくるしね。父も兄も、ひたすら”何故”を繰り返し、それでも当然、答えが出る訳なんかなくてっていう中、辿り着いたところが結構似た境地ってのが示唆に富む。
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どうかフィクションであってくれ、と願ってしまう程、読むのがつらかった。私の1-2こ下の学年で同世代なので、余計にリアルに感じて胸が締め付けられた。どうか、心穏やかな時間が少しでも多く訪れますように。
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