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蜃気楼の犬 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2018/05/15 |
| JAN | 9784062939157 |
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蜃気楼の犬
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商品レビュー
3.5
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
・あらすじ 県警捜査一課の番場は「現場の番場」と呼ばれるベテラン刑事。 相棒であるルーキーの船越とともに事件解決に取り組んでいく短編連作。 ・感想 呉先生らしい「自分の正義」を問う作品。 妻であるコヨリとの不穏な関係が読者的には大きな謎の一つなので、これが縦軸になりコヨリに関わる大きな事件とそれぞれの小さな事件が展開して最後に交差するのかな?と思ったけど、そこが…投げっぱなしになってしまってた。 惜しい…。 私はどのミステリーでも謎解き部分は考えずに読むので(そういう楽しみ方ができない)その辺りに引っ掛かることはないんだけど、このコヨリちゃんの存在を扱いきれてなかったのが残念ーー。 帯に「本格」とあるけど、本格ではないかな。 呉先生のプロット無しで作る、という手法の悪い部分がちょっと目立ったかも? 面白かったんだけど、「惜しい」という感情が残る。 でも相変わらず呉先生の描く上司(今作では師岡)が良かった。 爆弾でも清宮さんが1番好きな私なので、今作では師岡さんが1番好きだった。
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パイセン本。 警察小説でありながらも、事件解決のスリルと人間模様の温かさが巧みに融合した一冊だった。五つの短編が独立して物語を紡ぎながら、終盤にかけて静かに糸を結び、最後に全体像が立ち現れる構成は見事で、読後に心地よい余韻を残す。特に、新人刑事・船越と先輩刑事・番場の掛け合いには、硬派な現場の空気の中にも柔らかなユーモアが漂い、人物像が生き生きと浮かび上がる。事件の緊張感と、登場人物たちの人情味あるやり取りとのバランスが絶妙で、物語の奥行きを感じさせた。警察小説としての新鮮さを保ちつつ、読者の心に小さな温もりを残す、滋味豊かな作品である。
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捜査一課の優秀な刑事が殺人事件の謎を解いていく正統派警察小説の短編集、と見せかけた「刑事とは?」「正義とは?」みたいな哲学を新人刑事の描写を通してふんわり投げかけてくる。ただ、時折挿入される二周り年下の身重の妻とのやり取りが徐々に不穏になっていったあたりは何らかの伏線だと思っていたのに、何故かまるで解決されずに話が終わったので消化不良。最後の短編で伏線が回収されるのかと思えばむしろ過去の事件を描いてただけで拍子抜け。 読解力が足りないだけなのかも?困った。
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