商品レビュー
3.6
43件のお客様レビュー
SF作家たちがノベルゲームに感じている可能性というか、テキストに感じている可能性をまざまざと見せつけられたような感じだ。
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- ネタバレ
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桜坂 洋「リスポーン」 牛丼屋でバイト中に殺されて生き返る話。 ホリー・ブラック「1アップ」 オンライン中のゲームでしか対峙したことのない仲間が義母によって殺されたのを土葬を掘り起こして助ける話。さわやか ミッキー・ニールソン「リコイル!」 ゲーム会社で夜に勤務していると強盗団に襲われて……が実はシミュレーションテストで最後は「平和維持部隊へようこそ」 ヒュー・ハウイー「キャラクター選択」 夫が会社に行っている間にこっそりゲームをしていた子持ちの主婦。武器と水筒を交換して夫に呆れられるプレイをしているが…… 国防総省の作成したゲームでスカウトのために人材を発掘していたというオチ。敵を倒すのではなく植物を育てる彼女が選ばれるというのが良かった。 アンディ・ウィアー「ツウォリア」 なんでこんな古の2ちゃんねるみたいな翻訳にしたの??「漏れ」とか「なう」とか寒すぎる。せっかくのウィアー作品なのに。
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ゲーム×SFという、好きな物同士の掛け合わせで面白くないわけがなかった。 アンディ・ウィアー目当てで買ったものの、他の作家さんの短編も面白いものがたくさんあって大満足。 「1アップ」「リコイル!」「アンダのゲーム」「キャラクター選択」が特に良かった。 MMOを長く遊んでいるし...
ゲーム×SFという、好きな物同士の掛け合わせで面白くないわけがなかった。 アンディ・ウィアー目当てで買ったものの、他の作家さんの短編も面白いものがたくさんあって大満足。 「1アップ」「リコイル!」「アンダのゲーム」「キャラクター選択」が特に良かった。 MMOを長く遊んでいるし、FPSやテキストアドベンチャーもある程度通ってきているから想像がつきやすく楽しめた。この本を手に取っている時点でゲームが好きな人が多いとは思うけれど、ゲームに馴染みが無さすぎるとあんまり楽しめないような気はする。 ゲームだしSFだしで、絶対に現実ではないんだけど、でもそこで繰り広げられる人間同士の会話や感情はフィクションではないような感覚があって、温度のない冷たい物語はひとつも無かった。 ゲームは結局のところあくまでも開発者の意図した範囲での自由しか得られないけれど、SFと掛け合わせることでその檻を踏み越えて現実がゆらぐような物語がいくつかあって楽しい。 私のままならないこの日常にも具現の杖が落ちてきたりしないかな。
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