1,800円以上の注文で送料無料

対訳 21世紀に生きる君たちへ
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

対訳 21世紀に生きる君たちへ

司馬遼太郎(著者), ロバート・ミンツァー(訳者), ドナルド・キーン

追加する に追加する

対訳 21世紀に生きる君たちへ

定価 ¥1,100

605 定価より495円(44%)おトク

獲得ポイント5P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

10/1(火)~10/6(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日出版社
発売年月日 2018/03/01
JAN 9784255010441

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

10/1(火)~10/6(日)

対訳 21世紀に生きる君たちへ

¥605

商品レビュー

4.2

12件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/08/22

「作家さんからの手紙って良いよね」 むかし旧友はそう言って、「21世紀に生きる君たちへ」を紹介してくれた。時が経ち、旅行先の本屋さんで同名の本書(しかも英訳付き)を発見した際には、何かに取り憑かれたように購入していた。 帯には、歴史学者の磯田道史氏(自分は「第二の司馬遼太郎」と勝...

「作家さんからの手紙って良いよね」 むかし旧友はそう言って、「21世紀に生きる君たちへ」を紹介してくれた。時が経ち、旅行先の本屋さんで同名の本書(しかも英訳付き)を発見した際には、何かに取り憑かれたように購入していた。 帯には、歴史学者の磯田道史氏(自分は「第二の司馬遼太郎」と勝手に呼んでいる笑)による「司馬さんのメッセージを今こそ読み取らなければいけない時期にきている」という文言が刻まれている。21世紀に入って四半世紀を迎えようとしている今、未来ある子供たち宛の「遺書」を紐解いてみた。 司馬さんが「21世紀を迎えられないかもしれない」と、これからの生き方について綴った「21世紀に生きる君たちへ」他、そのまえがきとも取れる短文「人間の荘厳さ」、エッセイ「洪庵のたいまつ」が収録されている。出典によると、いずれも小学校の教科書に掲載されているらしい。 そして、対訳の英文。日本人にも分かりやすい表現で構成されているから、英文だけで読んでも苦にならない。(中学英語の教科書を想像していただけると良いかも) 日本語の後で読んでみたり、同時並行で読み比べてみても良いだろう。 さすがキーン氏(監訳担当)と言うべきか。司馬さんの緩やかな文体と波長が合っているようにも感じ取れる。英語は、日本語圏以外の子供たち宛かな。 「君たち。君たちはつねに晴れ上がった空のように、たかだかとした心を持たねばならない」 “All of you. You must have a lofty heart, like a sky that is always clear.” 司馬さんは子供たちに「たのもしくあれ」と説く。自己を確立し、相手を思いやることで「たのもしい君たち」へと育っていくのだと。 ここで難しいなと思うのが、「たのもしさ」の真意である。 上記のような人は確かに有難いが、ここでは「頼りになる」の意味にはならないのではないだろうか。英訳の方も”trustworthiness”、直訳すると「信頼するに値する(人)」になっており、司馬さんの言う「たのもしさ」とは少しニュアンスが違う気がする…。 後に続く「晴れ上がった空」のくだりのように、「自己の確立」「相手の思いやり」を忘れることのない揺らぎのない心、それが「たのもしさ」だと言いたかったのかなと、今は解釈している。(単なる自分の思い過ごしであれば、申し訳ない限りです…汗) 「洪庵のたいまつ」も、蘭学者 緒方洪庵の「たのもしさ」に焦点を当てている。 塾生は身分関係なく受け入れ、医者として人を救うことにひたすら人生を捧げてきた。塾生時代を描いたフィクション小説『緒方洪庵 浪華の事件帳』(築山 桂著)の心優しい洪庵そのままだった。大坂を発ったあのラストから、彼らしく一生懸命道を切り開いてきたんだなー…。 晩年の話までは知らなくて、最後の方は涙ぐんでいた。 遺言は守るもの。忘れてしまいそうなら、何度でも読み返せば良い。 たとえ司馬さんが「未来」という街角にいなくても、司馬さんの言葉がそこで「たのもしい」光を放っている。

Posted by ブクログ

2024/01/26

あと20年早く出会いたかった…。物語を紡ぐ人、ものづくりに励む人、教育に関わる人は年イチで読み返すべき名著。 人間とは何か。未来に必要なものは何か。近代から狂ってしまったことをどう戻せば21世紀は明るくなるのか。 歴史を学び、楽しみ尽くした司馬遼太郎が、日本にとどまらず、NYの...

あと20年早く出会いたかった…。物語を紡ぐ人、ものづくりに励む人、教育に関わる人は年イチで読み返すべき名著。 人間とは何か。未来に必要なものは何か。近代から狂ってしまったことをどう戻せば21世紀は明るくなるのか。 歴史を学び、楽しみ尽くした司馬遼太郎が、日本にとどまらず、NYの子でもアフリカの村の子でも、人間である限り、必ず通じる「大事なこと」だけを検証を重ねて、短く短く研ぎ澄ませた一冊。

Posted by ブクログ

2023/10/17

初めて読んだ司馬遼太郎の作品。短い中に想いが詰まってました! 人のために何かをする、いたわる。 その気持ちと行動の積み重ねが生きる上で何より大事で、それによって、私たちは繋がれてきた命なんだなと感じました。シンプルなことだけど、余裕のない現代人に非常に刺さる気がします。   人...

初めて読んだ司馬遼太郎の作品。短い中に想いが詰まってました! 人のために何かをする、いたわる。 その気持ちと行動の積み重ねが生きる上で何より大事で、それによって、私たちは繋がれてきた命なんだなと感じました。シンプルなことだけど、余裕のない現代人に非常に刺さる気がします。   人はどうしても思い上がってしまう生き物だから、忘れないように現代に残してくれて、ありがたいなぁ。子供にも何度も読んであげよう!

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品