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愛とためらいの哲学 PHP新書1131
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2018/02/17 |
JAN | 9784569837574 |
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愛とためらいの哲学
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愛とためらいの哲学
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商品レビュー
3.8
55件のお客様レビュー
フロムの『愛するということ』を以前読んだが、その時の疑問や不思議が解かれていくような感覚になった。ライフステージによって感じ方が大幅に変わりそう。また何年後かに読み直して自分のライフスタイル(性格)がどうなっているのか確認しながら味わいたい1冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(本書を手に取ったきっかけ) 夫婦の関係性に思うところあり、恋愛関係の本を読んでみようと探していたところ、著者の岸見一郎さんが、読んでみたいと思っていた「嫌われる勇気」の著者ということで、こちらを読んでみることに。 愛とためらいを軸に、夫婦間での心理的葛藤や人間関係の問題を探り、愛することの難しさとその中に潜む恐れや不安について、哲学的視点から深く考察している本です。 (心に残ったフレーズ) ・生きる喜びや幸福も対人関係の中でしか得ることはできません。 ・問題は誰を愛するかではなく、どのように人を愛するか、その愛し方にある ・自分に価値がないと思うので、対人関係の中に入らないのではなく、対人関係の中に入らないために自分に価値があると思ってはいけないのです。 ・恋愛をためらう人が勇気を持つためには、自分には価値があると思い、そんな自分を好きになることが必要である ・悩むことの目的は決めないこと ・涙と不平は、協力をかき乱し、他者を従属させるための極度に効果的な武器である ・怒りの感情が起きた時点で、二人の間には愛はないのです。 ・持続しない情念は人を苦しめないでしょうが、持続する愛と嫉妬は人を苦しめることになります。 ・愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。この積極的な配慮のないところに愛はない ・恋愛がうまくいかないことを恐れる人は自信を持とうとしません。また、関心が自分にしか向いていません。 ・未来は予測できないが、だからこそ生きる価値がある ・恋愛においても同じように、闇(問題点)を取り除こうとするのではなく、光を当てる(正しい愛し方を知る)ことこそが必要になるのです。 ・愛は「流れ」である ・愛が経験である以上、愛には更新していく努力が不可欠になります。しかし、その努力は、相手とよい関係を築くことを目標とするのですから、決して苦痛ではないはずです。むしろ、それは喜びとしての努力です。 ・愛は「ある」ものであり流れなのですから、相手の思いを所有して繋ぎ止めることはできません。 ・自分が相手に選ばれたことを喜び、そのことで初めて自信を持てたのであれば、自分の価値は相手に依存することになってしまいます。 ・相手の存在が、自分の存在を強めてくれると考えるのです。 ・相手に認められることにこだわる人は、相手が自分を認めてくれないとわかると、もはや相手に貢献しようとは思わなくなります。 ・自分が相手の生のために必要とされていると自分で思えれば、相手に感謝されなくても、自分に価値があると思うことができるのです。 ・共鳴を引き起こしうるような何かを持った人が、自分と同じ振動数を持った人に共鳴を引き起こすのです。 ・愛は能力です。そして勇気です。 ・相手に不断の関心を持っていることが、愛を維持するための条件 ・一度話し合っても結論が出なかった場合、「今日は結論が出なかったけれど、また話しましょう」と次回に持ち越せばいい ・対等な関係を築くためには、相手に関心を持つことが必要 ・大事なのは、この人の前では普通にしていてもよいと感じられること ・相手が自分を選ぶかどうかは、相手が決めることで自分には決めることはできないのですから、自分ができること、つまり、共にいられる時間を大切にすることに尽力するしかないのです。 ・尊敬とは「愛する人が、私のためにではなく、その人自身のために、その人なりのやり方で、成長していってほしいと願う」こと (感想) 本書を通じて、愛は「流れ」であり、流れを止めないために、普段の努力が必要で、相手を理解しようとし、関心を持ち続けることが大事なんだと理解しました。決して諦めずに、かと言って愛されることを期待せず、愛を枯渇させない努力を行なっていこうと感じました。
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人を愛するということは能力だということに感銘を受けた。 より良い関係を継続していくためには常に互いの努力が必要だということも非常に納得できた。人間は出会いたての頃は相手のことを知ろう、知りたいと思い常に努力ができるし努力をしやすい環境であると思う。ただ、関係が長期に渡ってくると甘...
人を愛するということは能力だということに感銘を受けた。 より良い関係を継続していくためには常に互いの努力が必要だということも非常に納得できた。人間は出会いたての頃は相手のことを知ろう、知りたいと思い常に努力ができるし努力をしやすい環境であると思う。ただ、関係が長期に渡ってくると甘えが生じてきて遂感情に身を任せて話をしてしまったりということがある。 常に新鮮な気持ちで、感情には身を任せずに話し合いができる人間になりたいと心から思った。 また、私自身自立している方を好む傾向にあったが自立の意味をこの本を読んで考えさせられた。 ”自立とは決して一人で生きること、自分のことを自分だけでできるようになることではありません。 むしろ「私」のためではなく、「私たち」のためを考え、私だけでなく「私たち」の幸福を達成するという課題に向き合えるようになることなのです″ 今までは1人で生きられる人との認識を持っていたが、愛するということにおいての自立では、主語が私たちになるのだということが非常に腑に落ちた部分であった。 恋愛をする時、している時にまた読み返したい本である。
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