あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 ハルキ文庫時代小説文庫

髙田郁(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川春樹事務所
• 発売年月日: 2018/02/14
• JAN: 9784758441476

商品レビュー

2024/12/13

真澄屋による、桔梗屋の意思に反した買収から救うという成り行きから桔梗屋を傘下に収めることになるところからの本巻。主人公、幸の機転と智蔵をはじめ脇を固める面子の働きにより大きく売り上げを伸ばす五十鈴屋。商いで大切なことをやんわりと教えてくれ流産の憂き目に遭う幸に寄り添い優しさと人柄のよさが滲む智蔵に癒やされます。その智蔵が時折みせる「体調が悪い」フラグが本巻の最後に現実のものに。次号以降が心配です。

2024/10/05

これまでと変わらず、幸の商いへの工夫が凝らされていて、それが実るまでのスピード感あふれる展開で惹きつけられる。
すでに5巻だが、次々と話題が展開して読者を飽きさせず、巻末ではいつもハラハラと先が気になる終わり方をしていて、本当に上手い。
江戸店へ向けて動き始めたところで、伏線になっていた亭主の健康問題がついに発現してしまった。五鈴屋と幸はどうなる？

2024/08/12

智蔵と力を合わせて商いを広げる。

帯に力を入れるもいつも真似ばかりする真澄屋に手柄を持っていかれていた。

そこを挽回すべく、裏表の五鈴帯を開発し、商いを広げる。