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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/02/09 |
JAN | 9784163907987 |
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商品レビュー
4.3
110件のお客様レビュー
面白かった! 白夜、ひたすらに真っ暗な空間のもたらすもの。寒さ、孤独、様々な感覚の喪失、想像に絶する環境の中、精神を健康に保つ事がどれだけ難しいことか。テンポが良く、自分自身の情けなさといった見られたくない部分まで曝け出している文章にいつの間にかどんどんのめり込んでしまう。視覚か...
面白かった! 白夜、ひたすらに真っ暗な空間のもたらすもの。寒さ、孤独、様々な感覚の喪失、想像に絶する環境の中、精神を健康に保つ事がどれだけ難しいことか。テンポが良く、自分自身の情けなさといった見られたくない部分まで曝け出している文章にいつの間にかどんどんのめり込んでしまう。視覚からの情報が大多数を占めている中で、真っ暗という環境でノンフィクションで冒険記を書くというのは、自分自身の心の動きや内省へも踏み込まなくてはいけない覚悟と読者に読ませる文章力が重要だなと感じた。体験した内容は同じでも、書く人によって読み手への伝わり方やエンターテイメントとしての面白さの価値も大きく違ってくるんだろうなぁと思った。
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角幡唯介さん「極夜行」第1回ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞作品。 この1ヶ月の間に作者の探検譚の作品3作続けて読んだ。 どれも甲乙つける必要なく面白かったのだが今作品にはより深い奥行きを感じさせられた。 圧巻だった。 闇に死の恐怖がつきまとう事について作者は...
角幡唯介さん「極夜行」第1回ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞作品。 この1ヶ月の間に作者の探検譚の作品3作続けて読んだ。 どれも甲乙つける必要なく面白かったのだが今作品にはより深い奥行きを感じさせられた。 圧巻だった。 闇に死の恐怖がつきまとう事について作者は「闇が人間の未来を奪うからだ」と表現されていた。 閉ざされたような闇の中でその先に何があるのか?自分が今何処にいるのか?というその一瞬先の一歩先の未来ヘの不安感、そういった極限での心理妄想を抱かされるその心理状態こそが人間にとって闇のもたらす真の恐怖なのかもしれない。 自分にもなんとなく本能的にも感覚的にも分かる気がした。 それにしても「極夜」、改めて自分達の暮らす同じ地球上にこのような環境がある事に唖然。 文明と技術が進み作者風にいえば便利で暮らしやすいシステムの世の中になっている。 不満は全くないのだが、太古の我々の祖先が生きていた地球とはまるで違う環境で我々現代人は生きているのだと実感。 その残像、面影が極夜にはあるのだろうと感じさせられる。 この作品はそういった太古の地球、人類が席巻していない地球を連想させられる。 人類がここまで進化しなければ本来の地球とはこの作品のように今でも 太陽の光と夜の闇に支配されているはずだと思わされる。 そして地球とは宇宙の中の一つの惑星なのだと感じさせられた。 読んでいるだけなのに文明の進化の及ばない所、システムの外側ではそういった本来の地球の姿がより感じられる。 逆に言うとシステムの中にいると普段気付かない、気付けない環境で暮らしているから「太陽と月」「光と闇」「昼と夜」の関係性が理解上での言葉と感覚により存在しているだけでその実体にはそこまで深く関われていない。 暑いだとか寒いだと朝5時で明るいだとかそれくらいにしか考えていない。 太陽のもたらす恵み、その光という原点。 当時の人々よりも進化した化学力と宇宙学により太陽という恒星の概要もわかり他の星々の連関もわかってきている。そういう意味ではシステムの進歩は計り知れない功績を上げている。 だが自分を含め現代人は善悪含めその真の意味での「太陽」のもたらす人類との関係性を当然の普遍な事と感じ、そこに真髄なる有り難みを感じなくなっている。 今の環境で暮らしそれなりに満足しているにも関わらず、なんだか悪い事をしている気にもなる。 文明が発展するという事は本来あった原点を曖昧にする上に成り立ってきたものなのかもしれない。 便利さや暮らしやすさを優先することで、その弊害として原点離脱を引き起こしているのではないか? 先人達がそして今なお不便さを改善して得た便利さに葬られた本来の原点の姿が他にも幾つもあるのではないか? 気付けていない自分を恥じている。 不思議な感覚を味わっている。 今作品はとても重要な事が描かれていたと思っている。
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探険家、、、 ここまでの極限の世界での描写は、実際に体験できた彼にしかできない。 相棒である犬との命の交換 様々な描写のリアル、正直、汚かったりえげつなかったり、奥さんが読んだらどう思うんだろうというキャバ嬢とのやりとりなど、、、 でも、本当にストレートに彼が思ったこと、感じ...
探険家、、、 ここまでの極限の世界での描写は、実際に体験できた彼にしかできない。 相棒である犬との命の交換 様々な描写のリアル、正直、汚かったりえげつなかったり、奥さんが読んだらどう思うんだろうというキャバ嬢とのやりとりなど、、、 でも、本当にストレートに彼が思ったこと、感じたことが描写されていて、興味深かった
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