極夜行 の商品レビュー
何ヶ月も太陽が地平線の下に沈んだ真っ暗な状態である極夜の中を冒険する。 北極で極限の日々を生きながらえて、その先に見たもの感じたものとは。
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太陽が地平線の下に沈んだまま昇らない「極夜」。そんな極夜が続くグリーンランドの北極圏を、2016年12月から2017年2月まで探検した著者の壮絶なノンフィクション。 とにかく凄まじい読書体験でした。科学技術とシステムの網の目が張り巡らされた現代の世界で、地理的に未踏の地はない。けれども、数か月も暗闇が続く極夜は、人工的な光で満たされた現代人にとって正に未知の領域。極寒にブリザード、方位・位置把握の困難、尽きていく食料。相次ぐ予測不能なアクシデント。死と隣り合わせの暗闇の世界から、再び太陽の光を望めるのか。
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前日譚の『極夜行前』と比べると失禁するまで犬を殴るとかがないので読みやすい。 作者が書いているわけだからまぁ作者は無事帰還するだろうなという予想ができるのだが、本作は犬が作者に食われるリスクがあり、スラッシャー映画の主人公の友人ポジションに対する気持ちに近い感情を抱く。 飲み屋...
前日譚の『極夜行前』と比べると失禁するまで犬を殴るとかがないので読みやすい。 作者が書いているわけだからまぁ作者は無事帰還するだろうなという予想ができるのだが、本作は犬が作者に食われるリスクがあり、スラッシャー映画の主人公の友人ポジションに対する気持ちに近い感情を抱く。 飲み屋で女に入れ込んだ話とか無駄に入っていて良い。あと八戸市議が好きすぎだろこいつ。
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準備と経験が新たな挑戦を成功させるのにとても大切な要素ということが彼の冒険を通してまぞまざと痛感させられた ハードな冒険の中でもクスッと笑ってしまう様な描写や、多少辻褄が合ってない行動を是としてしまうところが、とても人間味のある感じがした 人間と犬、ひいては人間と世界との自然...
準備と経験が新たな挑戦を成功させるのにとても大切な要素ということが彼の冒険を通してまぞまざと痛感させられた ハードな冒険の中でもクスッと笑ってしまう様な描写や、多少辻褄が合ってない行動を是としてしまうところが、とても人間味のある感じがした 人間と犬、ひいては人間と世界との自然な関わり方について考えさせられた 狼って美味しいんだ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
探検家、冒険家である著者のグリーンランドの極夜での体験記。 奥さんの出産の話から始まり、 何故このような旅を思いついたのか、 準備期間、探検のトラブルなどがリアルに書かれている。 出産の話はただの時系列のために書かれていたと思いきや、最後の最後でこれが布線回収されたところに、著者の構成力を感じた。 角幡さん自身、やられていることが魅力的で興味深いですが、文才も長けているのであっと言う間に読みました。 とくに冒険中に起こったトラブルの数々は 常にハラハラさせられました。 生きて帰っているからこの本があるのはわかっていますが、それでも目の前に危機迫る状況を連想させるのは、角幡さんの表現が分かりやすくそういう言葉選びをしているからだと思いました。 本を読み進むにつれ、同じ命、同じ時間を与えられている人間として、自分の生き方はこれで良いのか?自分の体や心に対して、こんなに真剣に向き合ったことはあったのか?と考えさせられました。 同じような旅は決してできないけれど、 自分の人生を旅と捉えて、残りの人生を冒険してみたいと思いました。
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動物を狩れない時は、私も早く何か出てきてくれーと思ったし、太陽もめちゃめちゃ欲した。ここまで余すところなく極夜を描き出し、理解できる言葉にしてくれてありがとうという感じ。体感しなけらばわからないことは多いとは思うけど、ここまで言語化できることを尊敬する。またワンちゃん共々生きてて...
動物を狩れない時は、私も早く何か出てきてくれーと思ったし、太陽もめちゃめちゃ欲した。ここまで余すところなく極夜を描き出し、理解できる言葉にしてくれてありがとうという感じ。体感しなけらばわからないことは多いとは思うけど、ここまで言語化できることを尊敬する。またワンちゃん共々生きててよかった。
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極夜を歩く。その行為の意味は、文明から の離脱である。その極夜を抜けた先にある太陽を見るために、ただひたすらに準備をして、歩く。 途中までは準備が周到過ぎて、冒険ではなく、ただの作業みたいに感じた。それでも、かなり困難な道のりだったが。 後半、予定調和が崩れてからが俄然おもしろく...
極夜を歩く。その行為の意味は、文明から の離脱である。その極夜を抜けた先にある太陽を見るために、ただひたすらに準備をして、歩く。 途中までは準備が周到過ぎて、冒険ではなく、ただの作業みたいに感じた。それでも、かなり困難な道のりだったが。 後半、予定調和が崩れてからが俄然おもしろくなった。そして、極夜を抜けたときに、冒頭の出産のシーンとリンクを果たす。 著者の極夜の中での狂った思索が思う存分味わえる。
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中盤以降先の展開が気になって一気読みした。また一緒に旅する犬を「犬」と表記するドライな関係性が面白い。 ドキュメンタリーって最後の締めの構成が難しいんだろうな。
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太陽が昇らない極夜という日が何ヶ月も続く土地があるらしい。作者の角幡唯介さんが犬と二人で極夜を旅したノンフィクション。 どんな冒険が待っているのかわくわくして読み始めたが、そんなもんじゃなく、生きるか死ぬかの極限の旅だった。もちろんそうならないように何年もかけて準備されていたけれ...
太陽が昇らない極夜という日が何ヶ月も続く土地があるらしい。作者の角幡唯介さんが犬と二人で極夜を旅したノンフィクション。 どんな冒険が待っているのかわくわくして読み始めたが、そんなもんじゃなく、生きるか死ぬかの極限の旅だった。もちろんそうならないように何年もかけて準備されていたけれどトラブルだらけで大変なことになった。事実は小説より奇なり。 この旅をしたのは角幡さんが40歳の時で、それは体力的にも経験にもピークで、今までの最高傑作にしたいという思いもあったらしい。それがすごくかっこいいなあと感じた。もちろんこの先の人生はもっと長いけれど、やりたいことはやったぞと死ぬ時に思える人ってどれくらいいるんだろう。 この本は角幡さんの奥様の出産シーンから始まる。こんな風に出産を見る人が育児をしたらどんな風に感じるのだろうと興味が湧いた。調べたら娘さんについて書いた本もあるらしいので、次はそちらを読んでみたい。
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理解しきれないほどカオスな旅。 結論、太陽に感謝。自分は一人でこんな旅できない。感想恥ずかしいから書かないけど、日記に書くくらい良い本でした!!
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