1,800円以上の注文で送料無料

世界一孤独な日本のオジサン 角川新書
  • 中古
  • 書籍
  • 新書

世界一孤独な日本のオジサン 角川新書

岡本純子(著者)

追加する に追加する

世界一孤独な日本のオジサン 角川新書

定価 ¥902

220 定価より682円(75%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/02/10
JAN 9784040821887

世界一孤独な日本のオジサン

¥220

商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/09/18

『男はなぜ孤独死するのか』と共通するトピックが多くあった。 現役で働いているあいだは仕事関係や会社内での付き合いが自然と生じるから孤独を意識することはない。顕在化するのは定年後だ。 ・中年男性はおしゃべりや世間話が苦手。 ・威張る、文句を言う、キレるなどの「暴走老人」の根底には...

『男はなぜ孤独死するのか』と共通するトピックが多くあった。 現役で働いているあいだは仕事関係や会社内での付き合いが自然と生じるから孤独を意識することはない。顕在化するのは定年後だ。 ・中年男性はおしゃべりや世間話が苦手。 ・威張る、文句を言う、キレるなどの「暴走老人」の根底には人から構ってもらえない寂しさがある。 ・高齢になると前頭葉が収縮して感情の抑制ができなくなるからキレやすくなると言われるが、人間は年を取るほど気が長くなり穏やかになる、という別の調査結果もある。 ・「孤独を楽しむ」等、日本では孤独は美化されがち。また言葉にしなくても伝わることを良しとする文化的土壌があり男性はそれに甘えている。 ・「男性の友人関係は表面的。お互いのことをそれほど知りたいとも思っていない。話すのは自分のパワーを示すため」 ・男性は女性に比べて人を褒めるのが下手なくせに人一倍褒められたがっている。 ・女性と比較して男性は人の感情や仕草から感情を読み取るのが苦手。 ・一説によると女性が一日平均2万語を話すのに対して男性は7千語。 ・女性は面と向かっておしゃべりを楽しむが、男性は横並びに肩を並べて(手作業やスポーツなど何かをしながら)でないとコミュニケーションができない。 ・「男らしくあれ」というマッチョ信仰やプライドが、男性が弱音を吐いたり人に助けを求めるのを躊躇させている。 「「孤独を楽しめ」だの「終活」だのと言い、じたばたせずに早々と人間関係を整理し、「人生の店じまいの準備」を勧める声があるが、人生100年時代に、30年も40年も「終活」を続けたり、家で読書ばかりしてはいられないだろう。定年後の長〜い時間に必要なのは「終わるための活動」ではなく、やはり「元気はつらつと生きていくための活動」、例えば、集い、縁を結ぶための「集活」や「縁活」ではないだろうか」

Posted by ブクログ

2024/09/18

孤独は何よりも重たい病。 自分も将来孤独になるリスクがあることを理解しつつ、コネとネタを仕込みコミュニティに参加する行動力を備えたい。 あとは老害と呼ばれる素養をすべて捨ててイケオジになる。 参考文献は映画「マイ・インターン」だ

Posted by ブクログ

2024/01/20

『世界一孤独な日本のオジサン』 著者 岡本純子 角川新書 2018年 「病気になる人々を観察し続けてきて分かったが、その共通した病理(病気の原因)は心臓病でも、糖尿病でもなかった。それは孤独だった」 これはオバマ大統領のもとでアメリカ連邦政府の公衆衛生長官を務めたビベック・マー...

『世界一孤独な日本のオジサン』 著者 岡本純子 角川新書 2018年 「病気になる人々を観察し続けてきて分かったが、その共通した病理(病気の原因)は心臓病でも、糖尿病でもなかった。それは孤独だった」 これはオバマ大統領のもとでアメリカ連邦政府の公衆衛生長官を務めたビベック・マーシー氏がいった言葉である。 孤独というものがいかに恐ろしいかを端的に表した言葉である。 この本はそんな孤独に関する実態をまとめたものである。 なぜ孤独はこんなにも忌み嫌われるのだろうか?それは人間が「社会的動物」であるからだ。古来より人間は繋がることにより、生命を生き延びさせ、孤立することは死を意味するようなそんな環境で生き抜いてきた。現代では、孤立してもすぐに死ぬことはないし、なんなら、表面上は快適さえ感じる人もいるが、しかし、我々の脳はそうは思ってくれない。 社会性を持った動物は身体的な痛みと孤立どちらを選ぶかという選択が迫られた時、身体的な痛みを選ぶ傾向にあるそうだ。痛みを選んでもなお、孤立になりたくないという社会的動物の宿命とも言える。 これに関して、補足で引用する カシオッポ教授によれば、「孤独は敵の襲来にたった1人で立ち向かわなければいけないことを意味し、脳を『サバイバル(自己保身)モード』に変える。人間は『サバイバルモード』においては、ウイルスと戦うのではなく、バクテリアと戦うように、プログラミングされているため、ウイルス耐性が下がり、がんなどへの免疫力が落ちる」という なぜ日本のオジサンは孤独と隣り合わせなのだろうか?それには2つの要因があると筆者は書いている。それはコミュニティとコミュニケーションである。  まずコミュニティつまり外的要因では日本特有の企業的な問題が絡んでくる。日本では職場を転々と移動するという発想がまだ希薄であり、正規労働者の転職比率は5%にも満たない。同じ会社で長く働き続けることによって、その一つの場所に頼るしかなくなり、そこにはその場所に依存することによって働き続けてきたおじさんが横たわっているのみである。そしてそれは知らず知らずのうちにプライドを熟成させていることになる。カリフォルニア大学バークレー校のダッチャー・ケルトナー教授は行動学の研究の末にこのようなことを発見している 「自分に力があると感じたり、特権的な立場を享受するなど、権力を持った人はそうでない人々より無礼で、身勝手、そして非倫理的な行動を取りやすい」  そしてコミュニケーションの問題ではこれも日本特有のハイコンテクスト文化である所謂言わなくても伝わるというコミュニケーションの態度が問題となる。 これについては、本書のある箇所を引用する このように「以心伝心「無口上等」という文化のもとで、日本人男性が「言葉にして話し、伝える」力を鍛える機会はそれほどなかったし、その必要もなかった。しかし、村や地域という同質性の高いコミュニティが失われ、異質性の高いグローバル社会へと移行していく中で、他者と繋がっていくためには「コミュ力」という道具がますます必要になっている。 最後に、男の友情を維持する方法が書いてある箇所を引用する イギリスオックスフォード大学のダンバー教授は、高校から大学に進んだ学生を追跡調査し、「女性は、電話で話すことなどを通じて、長距離の友情関係を維持することができるがが、男性は一緒に何かすることがなければ、関係を継続することが難しい」と結論づけた。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品