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孤島の祈り
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孤島の祈り

イザベル・オティシエ(著者), 橘明美(訳者)

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孤島の祈り

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2018/02/05
JAN 9784087734928

孤島の祈り

¥220

商品レビュー

3.9

7件のお客様レビュー

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2023/12/19

読者という安全圏から、悲惨と呼べる類の冒険を満喫するのが好きだ。悪趣味だとは思うけれど、王道な児童文学の冒険とはまた違う読書の面白さがある。殺人がメインのミステリーとはまた違った絶望感と高揚感。 人の生命力とは、どこで決まるのだろう。肉体的な強さや運動能力、メンタルの強さなどがや...

読者という安全圏から、悲惨と呼べる類の冒険を満喫するのが好きだ。悪趣味だとは思うけれど、王道な児童文学の冒険とはまた違う読書の面白さがある。殺人がメインのミステリーとはまた違った絶望感と高揚感。 人の生命力とは、どこで決まるのだろう。肉体的な強さや運動能力、メンタルの強さなどがやはり影響するのだろうか。私はこのような状況に陥ってしまったら最初に死んでしまうだろうななどと、南極に行く予定もないのに考えてしまった。

Posted by ブクログ

2018/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前半が凄まじい。いくら愛し合っていても極限の状況に置かれると、思いやりより自分の命を失わないことが最優先になるのが本能だと突きつけられる。 南極近くの島で遭難と聞くとシャクルトン隊のことを思い出すが、二人しかいないと役割分担や気分転換が難しく、精神的にも追い詰められてしまう。愛し合う二人ですらこうなんだから、そうでなかったらと思うとぞっとする。 本当にどうしようもないとき、宗教を捨てた人間でも神に祈る。(これが日本語版のタイトルになっている。) 主人公が調査基地にたどり着き、食べ物を手当たり次第に食べていく様子は、それまでの空腹を知っているから、とんでもなく旨そうに思える。これほど旨く感じられる食事のシーンはないんじゃないかと思えるほど。 後半は生き残った者の事実の改竄についての苦しみが描がかれる。しかしおわり方はちょっと納得できなかったな。 日本人的にはなぜ魚を獲ろうとしなかったかが不思議。 「最初は自分勝手に演出しているようで気が咎めたが、徐々に現実と物語を区別しなくなった。そこに嘘があるわけではなく、ただ改良と欠落があるだけだと思うようになった。(中略)大事なのは気の利いた話かどうかであって、どこまで事実に忠実かではない。そもそも誰も真実を確かめられない。それにある種の事柄は複雑かつ微妙で、わかりやすく語ることができない。(p186)」

Posted by ブクログ

2018/05/29

罪悪感と生存本能。極限に追い込まれ、生き延びたとしても抱える苦悩。 亜南極海の孤島で遭難した夫婦のサバイバル生活と、その後の物語で構成されているが、著者が遭難経験もある海洋冒険家故か、描写のリアルにまずは慄かされる。 閉じられた世界の中で、人は人たらんとして新たな社会性を生み...

罪悪感と生存本能。極限に追い込まれ、生き延びたとしても抱える苦悩。 亜南極海の孤島で遭難した夫婦のサバイバル生活と、その後の物語で構成されているが、著者が遭難経験もある海洋冒険家故か、描写のリアルにまずは慄かされる。 閉じられた世界の中で、人は人たらんとして新たな社会性を生み出し、そしてあっさりと喪ってしまう。生き延びて帰ってきた「これまでの社会」は、でも自分をこれまでと同様には扱ってくれない。 実は我々もいつ陥るか分からない社会と文明のエアポケットの恐ろしさ、そこから立ち直る難しさを考えさせられる作品だった。

Posted by ブクログ

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