1,800円以上の注文で送料無料

在日朝鮮人アイデンティティの変容と揺らぎ 「民族」の想像/創造
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

在日朝鮮人アイデンティティの変容と揺らぎ 「民族」の想像/創造

鄭栄鎭(著者)

追加する に追加する

在日朝鮮人アイデンティティの変容と揺らぎ 「民族」の想像/創造

定価 ¥5,390

2,090 定価より3,300円(61%)おトク

獲得ポイント19P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法律文化社
発売年月日 2018/01/01
JAN 9784589038913

在日朝鮮人アイデンティティの変容と揺らぎ

¥2,090

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/12/30

博論もの。大阪市大で、版元も左派系、「在日朝鮮人」のタイトルなので、総連系の人権ものかと思ったのだが、予想とは違った。とはいえ、トッカビの会の専従をやっていたという元活動家と言って良い人なのだが、この本は「背信」かもしれないとも。朝鮮学校の話はなく、民族学級に入ったというので、た...

博論もの。大阪市大で、版元も左派系、「在日朝鮮人」のタイトルなので、総連系の人権ものかと思ったのだが、予想とは違った。とはいえ、トッカビの会の専従をやっていたという元活動家と言って良い人なのだが、この本は「背信」かもしれないとも。朝鮮学校の話はなく、民族学級に入ったというので、たぶん日本学校の出身なのだろう。著者のテーマは在日言説であって、北も南もフラットであり、「正義」も「真実」も訴えることはない。朝鮮人に被害者性を求めないことで、日本人の加害者性も出さないのだが、帰国事業や本名運動などでで急進的な日本人が果たした役割には加害性が浮き彫りにされる。金嬉老事件でも同様なのだが、そうした政治運動を背景した運動言説の中にも一定の留保があったことも指摘している。帰国事業の局面で第三者の日本人が北朝鮮を訪問して絶賛したことが帰国の決め手になったという話はよくあるが、北朝鮮の問題点に全く言及していなかった訳でもなく、ある程度分かっていながら帰国した人が多かったのではなかろうか。それだけ差別が酷かったとも、生活が困窮していたという理由はあろうが、実際のところ、運動圏の論理が優先されたとも言える。鄭大均と朴慶植を同列にするという論考は私も読んだことがないのだが、帰化論者である鄭大均が在日に日本への貢献を求めるなら、従来の総連なり、民団なりに貢献を求める在日の論理と同じではないかとの指摘。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品