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されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/01/24 |
JAN | 9784062208888 |
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されど愛しきお妻様
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商品レビュー
4.3
37件のお客様レビュー
知識として理解していることと、当事者となり本質的に理解したことに大きな違いがある。発達障害や脳の不自由を理解することはとても難しい。頑張ってできるようになることに価値を置きすぎてはいけない。 人によって頑張る時の脳の消費エネルギーは違う。1分の頑張りで寝込む人、頑張ってもできない...
知識として理解していることと、当事者となり本質的に理解したことに大きな違いがある。発達障害や脳の不自由を理解することはとても難しい。頑張ってできるようになることに価値を置きすぎてはいけない。 人によって頑張る時の脳の消費エネルギーは違う。1分の頑張りで寝込む人、頑張ってもできない人、、、その人に合った対策を見つけられる人が必要。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
愛ある一冊ですねぇ。 著者の本は「最貧困女子」を読みましたがなかなか壮絶なルポでした。その後「脳が壊れた」というのを何かの記事で見ましたがその本は読んでいません。で、この本。 大変稀有な人生、のように思えるしお妻様との出会いはお互いにとってこれぞ運命、というしかない邂逅だったと言えるように思います。 あえて露悪的な表現ぶりで書かれているように思いますがそのように書くことで夫婦の関係性や空気感を伝えたり、あるいは状態や状況の重さや深刻さを和らげたりする意図があるのかなと感じます。(違うかもだけど、「最貧困女子」は読んだのが物凄く以前なのであまり覚えてないけれど、確かこのような文体ではなかったはず) お妻様は発達障害だからそうなのか障害がなくてもそういう人なのか分からないけれど、かなりぶっとんだキャラな人であるのは間違いないですが、著者の表現の仕方にあふれる愛があるおかげでか、すごくチャーミングに感じられます。 悪性脳腫瘍の中でも最悪と言われている膠芽腫を患いながら本書のように暮らせるのは身内を脳腫瘍で亡くした自分からすると奇跡としか言えないです。 それにしても、腫瘍取ったところに「読売新聞入ってるのかな?」って(笑) 銘柄まで指定されてるところに思わず吹き出してしまいました。でもこの章は、妻が倒れ夫も倒れ、さすがに読んでいて胸が詰まりました。 雑誌でお二人が取材を受けてる記事も拝見しましたが、鈴木さんの眼差しの優しいこと。いや、すごい人だなと思います。なかなか一般の夫たちなら妻に対してここまで出来ないんじゃないかなぁ。 自分の人生を振り返ってもケッコン生活四半世紀超えてますが、オットにパンツ洗ってもらったのなんか…むにゃむにゃ(本書に関係ないですね) p155「まだありがとうが足りねえ。もっと毎日ありがとうを言え」可愛くねえ奴だな。ありがとう。 この夫婦のやりとり、最高だなと。 そして最終章の「お父ちゃんのちゃぶ台返し」には考えさせられました。 発達障害当事者は日常において被害者であることが多いけれども一方で加害者の側面もある、という指摘。 本当にそのとおりだなと思いました。これは案外持てない視点だと思います。 これは当事者との関わりという経験がないと実はなかなか理解できないことだと思います。頭でわかったつもりでも実感として理解してもらうのは難しいように思います。 そういう発達障害当事者による加害者的側面という状況を支える側が体験していないと、発達障害当事者と関わりのない人にどう説明して良いのか分からないし、そういう人にそもそも伝える事自体大変に難しいと思います。 例えが「お父ちゃんのちゃぶ台返し」なので読者に誤解されないだろうかとちょっと心配でした。(きちんと暴力にでた時点でその加害者像はアウトで肯定したくないと書いてはいるんですが) でもここに書かれている指摘は結構重要だと思います。 このことを公的支援者の立場の人に理解してもらえず、苦しんでいる当事者の家族はきっとかなりいるだろうと私は思うからです。(少なくとも自分はそういう時がありました)よく書いてくれたなと思いました。 本書は2018年刊行。著者とお妻様の現在を知らないのですが、お元気でいてくださったら良いなぁ、お二人の続編が出てたら良いなぁと思います。
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妻への愛にあふれていました 著者の方が発達障害に理解のある方ですが、その対応たるや頭が下がるばかりでした。 人を愛するということは、欠点を受け入れて共に助け合い生きていくことだと改めて思いました。 読みやすかったです、著者の他の本も読みたくなりました。
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