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正規の世界・非正規の世界 現代日本労働経済学の基本問題
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 慶応義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2017/11/01 |
JAN | 9784766424829 |
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正規の世界・非正規の世界
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
1990年代半ば以降の労働法制の規制緩和により、非正規労働者が急増し、日本社会における所得格差が広がった、という一般的な理解があると思うが、実相はそういう単純な話ではないようだ。 ■まず、「人口全体で見れば正規雇用のシェアは、ほぼ一定を保ち続けて」おり、「正規の世界は強固に残存」...
1990年代半ば以降の労働法制の規制緩和により、非正規労働者が急増し、日本社会における所得格差が広がった、という一般的な理解があると思うが、実相はそういう単純な話ではないようだ。 ■まず、「人口全体で見れば正規雇用のシェアは、ほぼ一定を保ち続けて」おり、「正規の世界は強固に残存」している。非正規が増えたからといって、正規労働者の世界にはあまり影響がなかったようだ。 ■非正規雇用の増加に伴い、「収縮したのは非雇用者の世界」であり、全体で見れば、「被用者の増加と自営業者の減少」が起こったのである。 ■また、日本の所得格差は1980年代から1990年代にかけて急速に増加し、2000年代以降はもはや平等な社会とは言えないという書籍(橘木俊昭1998「日本の経済格差-所得と資産から考える」)が話題を呼んだことがあったが、ところが、実際に統計の専門家等が精査した結果、世帯所得のジニ係数の上昇は、実は高齢化や、若年層・高齢層での単身世帯の増加が主原因であったことが明らかにされた(大竹文雄2005「日本の不平等」)。 本書は労働経済学者が書いた、労働経済学の学術書である。 400ページを超える大部の書であるが、ひとつのことを述べるのに、これまでの研究概要や、統計的な事実や、それに対しての(例えば)数量経済的考察などの、学問的な記述に多くのページが割かれている。 その部分については、素人の私にはかなりハードルが高い。従って、各章に設けられている結論的な部分のみを拾い読みをした(それでもハードルは低くない)。上記は、その内容の一部を紹介したものであるが、興味深く読むことができた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
■序章 これまでの労働経済学は個人の行動選択に関心があり、労働市場全体の分析が不十分であったのでやるのだ! #正規と非正規を中心に据えているが「労働市場」を実証的に扱う手付きと、明晰な論理構成に感嘆した。 ■7章 IT化により労働市場の2極化が進んでいる点を実証的に検討。賃金とタスク内容の2つの方法で検討している。賃金上は低賃金と高賃金の二極化が、タスク上は非定型タスクの増加と定形タスクの減少が起きておりタスク上の変化はアメリカとは異なる点を指摘する。 #需要側の分析の新鮮さと、タスク内容検討の実証的手付きおよび知見がおもしろい。
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