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ありがとうのかんづめ 子育て短歌ダイアリー
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ありがとうのかんづめ 子育て短歌ダイアリー

俵万智(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2017/11/01
JAN 9784093885775

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商品レビュー

4.3

11件のお客様レビュー

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2024/11/07

図書館で面出しされていて偶然手に取った。 読んでよかった! 俵万智さんの息子さんへの温かな目線や、会話でいろんなことを教えているんだなと勉強になった。

Posted by ブクログ

2024/11/02

〜子育て短歌ダイアリー〜 『ありがとうのかんづめ』 俵万智 月刊誌『エデュー』(edu)に2009年ー2013年に連載された「たんぽぽの日々」を元に編集・構成された続編になります。(前編は2010年『たんぽぽの日々』として出版されています。) エデューは上の子が小学校に上がる前...

〜子育て短歌ダイアリー〜 『ありがとうのかんづめ』 俵万智 月刊誌『エデュー』(edu)に2009年ー2013年に連載された「たんぽぽの日々」を元に編集・構成された続編になります。(前編は2010年『たんぽぽの日々』として出版されています。) エデューは上の子が小学校に上がる前から、母の予習的に読み始め、特に低学年の頃よく読んでいました。子の学びについて、母として、参考になることが多かったです。お世話になりました。(蔭山先生の百ます計算もよくやりました。懐かしいです。笑) 本書では、  幼稚園卒園までの「さざやかな風」編  一年生「いちねんせいのひみつぶっく」編  二年生石垣島へ「さとうきび畑の鬼ごっこ」編  三年生「オレが見ているほえが前」編  四年生「ドラムの響き」編  五年生「子のおらぬ週末」編 と、一年毎にまとめられ、エピローグで締められています。 少しだけ、ご紹介(*´︶`*) 最初の一首は、  この声で神の言葉を聞く夕べ  「すべてのことに感謝しなさい」 子どもたちの歌声で、こんな言葉を聞かされたら、素直に心に響く尊さですね。  硫黄島、サイパン、グァム  子に語る言葉持たねばひたすらの青 一般論で「戦争はいけないこと」と考えるのではなく、皮膚感覚で「あってはならないこと」と感じる。人の命を奪うということに、正当性などあるはずがない。まして正義なんて、と思う。と書かれています。世界情勢が悪化する今、強くそう感じます。  花びらのような足あと  追いかけてゆけば春へと続くこの道  手をあげてこたえたがっている声が  欅の新芽のように重なる    ついていってやれるのはその入り口まで  あとは一人でおやすみ坊や  ぶたの木にぶたの実がなる『ぶたのたね』  子の心にもぶたの実がなる  (こちらで紹介されている絵本、楽しいですよ)  前を向けと言われる息子  「今オレが見ているほうが前」とつぶやく (息子さんの名言(迷言?)と紹介されています。笑) たくみんの句  長袖を着ると落ちつく秋の朝 万智さんの歌  たっぷりと君に抱かれているような  グリンのセーター着て冬になる (どちらも寒くなる今の時期に、ほっこり温まりますね。どちらも好きです。(*´ω`*))  「大変」が「楽しかった」に変わるとき  旅の終わりを知る南風  週末の子ども集めて  花びらを配れるごとしトランプおばさん そして、締めの一首は、  菜種梅雨 やさしき言葉持つ国を  歩む一人のスローモーション 雨の名前だけでもたくさんある日本語の素晴らしさ。英語を学ぶ息子さんへ「言葉は文化とつながっている。英語を学ぶ過程で、息子はどんな異文化と出合っていくだろうか。それが楽しみだ。」 ご紹介しきれませんので、子育て中のお母さま、懐かしい気持ちになったり、共感があったり?笑、お手に取られて味わわれてください。(毎日、お疲れ様です。(*´︶`*)) ↓メモからコピー漏れしていました( ; ; )  ひだまりトマトさんの本棚から手に取らせていただいた本です。いつもありがとうございます。 (ひだまりトマトさん、またまたありがとうございました。子ども達の小さい頃が懐かしく思えました。(*´ω`*))

Posted by ブクログ

2024/09/14

俵万智さんのエッセイと子育て短歌ですね。 『本書は、月刊誌「エデュー」に連載していた「たんぽぽの日々」という子育てエッセイの後半部分をまとめたものだ(前半部分は2010年に「たんぽぽの日々」として出版された。)』とあとがきに語られています。また、「園児だった息子との時間、小学生だ...

俵万智さんのエッセイと子育て短歌ですね。 『本書は、月刊誌「エデュー」に連載していた「たんぽぽの日々」という子育てエッセイの後半部分をまとめたものだ(前半部分は2010年に「たんぽぽの日々」として出版された。)』とあとがきに語られています。また、「園児だった息子との時間、小学生だった息子との時間は、もうこの本の中にしかない。」とも綴られています。子どもさんと真っ正面から二人三脚で過ごされた子育て奮闘記、たくみん(息子さん)の成長記ですね。  短歌を……  充実の秋と言うべし   収穫の人のまあるい背中を見れば  「さざやかなかぜ」と言い張るおさなごと   甲板にいる、さざやかな風  花びらのような足あと   追いかけてゆけば春へと続くこの道  昼寝する吾子の横顔   いっぽんの植物の蔓(つる)のごとくたどれり  さとうきび畑を走る鬼ごっこ   さわさわと可愛らしいちくちくと足  行きずりの人に貰いしゆでたまご   子よ忘れるなそのゆでたまご  指を折り五音七音数えいる   子らを撫でゆく海からの風  たっぷりと君に抱かれているような   グリンのセーター着て冬になる  馬に乗り海をゆく子が振り向きぬ   触れえぬ波光のごとき笑顔に  赤瓦の屋根に上りて子は雲と話しているか   おーい、おおーい  それぞれの家の洗剤の匂いして   汗ばんでゆく子らのTシャツ  菜種梅雨 やさしき言葉持つ国を   歩む一人のスローモーション  俵万智さんのユーモアを込めながら、たくみんとの子育てを、戸惑いながらも、周囲の人々の交流や助けを借りながら、ポジティブに、生き生きと語られています。この時期の親子のふれあいは一生の宝物ですね。へぇ~!なるほど~と思うこともしばしば、子育て中の親御さんには嬉しいヒントも楽しめますよ。

Posted by ブクログ

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