ありがとうのかんづめ の商品レビュー
図書館で面出しされていて偶然手に取った。 読んでよかった! 俵万智さんの息子さんへの温かな目線や、会話でいろんなことを教えているんだなと勉強になった。
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〜子育て短歌ダイアリー〜 『ありがとうのかんづめ』 俵万智 月刊誌『エデュー』(edu)に2009年ー2013年に連載された「たんぽぽの日々」を元に編集・構成された続編になります。(前編は2010年『たんぽぽの日々』として出版されています。) エデューは上の子が小学校に上がる前...
〜子育て短歌ダイアリー〜 『ありがとうのかんづめ』 俵万智 月刊誌『エデュー』(edu)に2009年ー2013年に連載された「たんぽぽの日々」を元に編集・構成された続編になります。(前編は2010年『たんぽぽの日々』として出版されています。) エデューは上の子が小学校に上がる前から、母の予習的に読み始め、特に低学年の頃よく読んでいました。子の学びについて、母として、参考になることが多かったです。お世話になりました。(蔭山先生の百ます計算もよくやりました。懐かしいです。笑) 本書では、 幼稚園卒園までの「さざやかな風」編 一年生「いちねんせいのひみつぶっく」編 二年生石垣島へ「さとうきび畑の鬼ごっこ」編 三年生「オレが見ているほえが前」編 四年生「ドラムの響き」編 五年生「子のおらぬ週末」編 と、一年毎にまとめられ、エピローグで締められています。 少しだけ、ご紹介(*´︶`*) 最初の一首は、 この声で神の言葉を聞く夕べ 「すべてのことに感謝しなさい」 子どもたちの歌声で、こんな言葉を聞かされたら、素直に心に響く尊さですね。 硫黄島、サイパン、グァム 子に語る言葉持たねばひたすらの青 一般論で「戦争はいけないこと」と考えるのではなく、皮膚感覚で「あってはならないこと」と感じる。人の命を奪うということに、正当性などあるはずがない。まして正義なんて、と思う。と書かれています。世界情勢が悪化する今、強くそう感じます。 花びらのような足あと 追いかけてゆけば春へと続くこの道 手をあげてこたえたがっている声が 欅の新芽のように重なる ついていってやれるのはその入り口まで あとは一人でおやすみ坊や ぶたの木にぶたの実がなる『ぶたのたね』 子の心にもぶたの実がなる (こちらで紹介されている絵本、楽しいですよ) 前を向けと言われる息子 「今オレが見ているほうが前」とつぶやく (息子さんの名言(迷言?)と紹介されています。笑) たくみんの句 長袖を着ると落ちつく秋の朝 万智さんの歌 たっぷりと君に抱かれているような グリンのセーター着て冬になる (どちらも寒くなる今の時期に、ほっこり温まりますね。どちらも好きです。(*´ω`*)) 「大変」が「楽しかった」に変わるとき 旅の終わりを知る南風 週末の子ども集めて 花びらを配れるごとしトランプおばさん そして、締めの一首は、 菜種梅雨 やさしき言葉持つ国を 歩む一人のスローモーション 雨の名前だけでもたくさんある日本語の素晴らしさ。英語を学ぶ息子さんへ「言葉は文化とつながっている。英語を学ぶ過程で、息子はどんな異文化と出合っていくだろうか。それが楽しみだ。」 ご紹介しきれませんので、子育て中のお母さま、懐かしい気持ちになったり、共感があったり?笑、お手に取られて味わわれてください。(毎日、お疲れ様です。(*´︶`*)) ↓メモからコピー漏れしていました( ; ; ) ひだまりトマトさんの本棚から手に取らせていただいた本です。いつもありがとうございます。 (ひだまりトマトさん、またまたありがとうございました。子ども達の小さい頃が懐かしく思えました。(*´ω`*))
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俵万智さんのエッセイと子育て短歌ですね。 『本書は、月刊誌「エデュー」に連載していた「たんぽぽの日々」という子育てエッセイの後半部分をまとめたものだ(前半部分は2010年に「たんぽぽの日々」として出版された。)』とあとがきに語られています。また、「園児だった息子との時間、小学生だ...
俵万智さんのエッセイと子育て短歌ですね。 『本書は、月刊誌「エデュー」に連載していた「たんぽぽの日々」という子育てエッセイの後半部分をまとめたものだ(前半部分は2010年に「たんぽぽの日々」として出版された。)』とあとがきに語られています。また、「園児だった息子との時間、小学生だった息子との時間は、もうこの本の中にしかない。」とも綴られています。子どもさんと真っ正面から二人三脚で過ごされた子育て奮闘記、たくみん(息子さん)の成長記ですね。 短歌を…… 充実の秋と言うべし 収穫の人のまあるい背中を見れば 「さざやかなかぜ」と言い張るおさなごと 甲板にいる、さざやかな風 花びらのような足あと 追いかけてゆけば春へと続くこの道 昼寝する吾子の横顔 いっぽんの植物の蔓(つる)のごとくたどれり さとうきび畑を走る鬼ごっこ さわさわと可愛らしいちくちくと足 行きずりの人に貰いしゆでたまご 子よ忘れるなそのゆでたまご 指を折り五音七音数えいる 子らを撫でゆく海からの風 たっぷりと君に抱かれているような グリンのセーター着て冬になる 馬に乗り海をゆく子が振り向きぬ 触れえぬ波光のごとき笑顔に 赤瓦の屋根に上りて子は雲と話しているか おーい、おおーい それぞれの家の洗剤の匂いして 汗ばんでゆく子らのTシャツ 菜種梅雨 やさしき言葉持つ国を 歩む一人のスローモーション 俵万智さんのユーモアを込めながら、たくみんとの子育てを、戸惑いながらも、周囲の人々の交流や助けを借りながら、ポジティブに、生き生きと語られています。この時期の親子のふれあいは一生の宝物ですね。へぇ~!なるほど~と思うこともしばしば、子育て中の親御さんには嬉しいヒントも楽しめますよ。
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エピローグでタイトルの理由がわかった。 この本は先日読んだ「たんぽぽの日々」の続きだったらしい。息子さんの卒園時期から小学5年まで。 自然豊かな石垣島での子育てにちなんだうた。 最後まで温かい気持ちで読めた。 わたしにも「ありがとうのかんづめ」届かないかな。 でももう受け取っ...
エピローグでタイトルの理由がわかった。 この本は先日読んだ「たんぽぽの日々」の続きだったらしい。息子さんの卒園時期から小学5年まで。 自然豊かな石垣島での子育てにちなんだうた。 最後まで温かい気持ちで読めた。 わたしにも「ありがとうのかんづめ」届かないかな。 でももう受け取ってるのかな。
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俵万智 1962年 大阪府生まれ サラダ記念日 一人息子のシングルマザー 東北大震災を機に石垣島へ移住 子育てエッセー 前向きで暖かい日常と子どもへの愛情が良く伝わってくる
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2019.10月。 環境って大切だなと。子どもは自然の中で…だ。ふたりでひとつずつ考えて、毎日を過ごしてる感じがする。いい関係だなあ。
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息子さんとの日常に短歌を添えているエッセイ。 言葉選びのセンスとか、日常を魅せる才能とか、すごく楽しく読めた。
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孫が生まれきてくれて、ありがとう。おかあさん、小さいけど、がんばって産んでくれてありがとう。ありがとう
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久しぶりの俵万智。昔はあまり分からなかった子育ての喜びの気持ち、今はちょっと想像できる。理解、まではいかないけど。 沖縄に縁ができたから、石垣島に関するあれこれは面白く読んだ。
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万智さんの短歌はもちろん、息子さんとの日々の暮らしを綴ったエッセイはいつも楽しく読ませていただいている。 私にも3人の子ども、息子が2人いるので、「男の子ってそうだよね」と共感するところも多いけれど、万智さんの大らかで子どもを見守るあたたかいまなざしは、いつも見習いたい、私もそう...
万智さんの短歌はもちろん、息子さんとの日々の暮らしを綴ったエッセイはいつも楽しく読ませていただいている。 私にも3人の子ども、息子が2人いるので、「男の子ってそうだよね」と共感するところも多いけれど、万智さんの大らかで子どもを見守るあたたかいまなざしは、いつも見習いたい、私もそうでありたいと思う。 息子さんも成長して、プライバシーの問題もあるかも知れないが、これからも少しでも息子さんとのやりとりや暮らしの様子を読ませてもらいたい。
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