チュベローズで待ってる AGE32

加藤シゲアキ(著者)

• 販売会社／発売会社: 扶桑社
• 発売年月日: 2017/12/11
• JAN: 9784594078591

商品レビュー

2025/11/21

一言でいうと哀しい。
久しぶりに再読したいと思った作品。
AGE22も読んでいたけど、途中まで光太の美津子へのゾッコンさになかなか共感できなかったけど、真実が明らかになるにつれ、そしてさいごの美津子の独白のシーンで泣けた。美津子も光太を愛してたんだー。
絶頂のときに死ぬのも悪くないなと思ってしまった。

きっと誰もが愛されたいんだ

2024/12/03

衝撃のラストシーン

ここまで心を揺さぶりつつも、スッキリとまとまったラストを描ける作家は日本に他にいないと思う

最後の相手は誰なのだろう
それでまた未来が変わっていく、読み手に楽しみを残したラスト

2024/09/06

AGE22とのつながりが巧みに練り上げられていて、上質なエンタメに仕上がっている。

何か人生の岐路になるような出来事があって、それをきっかけに始まったことは普通は答えが出るまで10年は軽くかかる。

数年は平穏でも何かの拍子で（例えば誰かの冠婚葬祭とかで）また動き出したりする。

ここに描かれている、きょうだいだからこその複雑な感情は周囲にも大小の差こそあれ珍しい話ではない。

優秀兄弟、美人姉妹、きょうだいが全員もれなく優れているとは限らない。

秀でている方は悪気がなくても、そうでない方は一生懸命でも、《きょうだい》という生まれながらの立場が邪魔をして伝わらないことってある。

大人になった時、上の子下の子関係なく対等だといいね。

あとね、非常に練り込まれた復讐は、ものすごーーく長期計画で実行するよ…。