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地下鉄道
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2017/12/07 |
JAN | 9784152097309 |
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地下鉄道
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商品レビュー
4.3
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アメリカ合衆国建国期から南北戦争前までの奴隷制に焦点をあて、過去の記録や証言をもとに書き上げられたフィクション。三角貿易と綿花のプランテーションが最盛期を迎えた時代。アフリカ奥地から無理やり連れてこられ、奴隷船にぎゅうぎゅう詰めにされてる図は教科書でも習うが、南部のプランテーショ...
アメリカ合衆国建国期から南北戦争前までの奴隷制に焦点をあて、過去の記録や証言をもとに書き上げられたフィクション。三角貿易と綿花のプランテーションが最盛期を迎えた時代。アフリカ奥地から無理やり連れてこられ、奴隷船にぎゅうぎゅう詰めにされてる図は教科書でも習うが、南部のプランテーションでは後期ローマ時代よりも残酷な私刑や処刑が横行していたとは、その野蛮さに驚かされる。アメリカの黒歴史、恐ろしい物語だった。
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久々に胸の奥にずしんと来る本を読んだ。 アメリカの奴隷貿易は 人類史上最悪の罪悪だと私は考えているが その思いが一層確かになった。 自由を求めて逃げ続け 自由を保障されてもなお いつか必ず鎖につながれて引き戻される恐怖を 当事者以外の誰が理解できるだろうか。 アメリカの黒人差...
久々に胸の奥にずしんと来る本を読んだ。 アメリカの奴隷貿易は 人類史上最悪の罪悪だと私は考えているが その思いが一層確かになった。 自由を求めて逃げ続け 自由を保障されてもなお いつか必ず鎖につながれて引き戻される恐怖を 当事者以外の誰が理解できるだろうか。 アメリカの黒人差別問題は 私たちには想像できないぐらい根深い。 そんな社会に生きる彼らの力強さに胸が震える。 「アメリカこそがもっともおおきな幻想である。 ~この国は存在するべきではなかった。~ なぜならこの国の土台は殺人、強奪、残虐さで できているから。 それでもなお、われらはここにいる」 終盤の章「インディアナ」で 自由黒人のランダーが語る言葉には実に説得力がある。 アメリカという「実験国家」はこれから どこに向かっていくのだろうか。 リアリティに満ちた上質のフィクション。 すべての人が読むべき本だと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
19世紀前半、ジョージアのプランテーションに住む15歳の少女コーラは奴隷だ。 同じく奴隷の青年下に、ある時=持ち掛けられる。当時のアメリカは、古くからの大農園が多い南部は奴隷を使役する州で、北部はそれに反対する自由州だった。 この奴隷をめぐる対立が大きな原因の1つとなり、1860年に南北戦争が勃発、北軍が勝利を収め、65年には奴隷制が廃止されることになるのだが、物語の舞台とされている時代からはまだ30年ほど先のことである。 **** 蔦屋書店店員がお勧めする一札に本書があり、興味を持ったため図書館にて借りて読了。 最初は登場人物の多さなどから全くページが進まず、読破断念するかと思いきやどんどん物語に吸い込まれていくようだった。 今年大きく話題となったblack lives matterによっても人種差別に対し世界中が注目をしたが、そもそもいけないこととされる人種差別がなぜ今なお行われているのか、その歴史的背景を垣間見る非常に良い一冊であったように思う。 主人公のコーラは何度絶望したことだろう。 同一民族で国家が成り立つ日本の中でのほほんと暮らしている私にも、直視すべき歴史があると言う事、アメリカの起源やホワイトプライドについての問題をもう少し考えていきたいと言うきっかけになった。
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